
ロンドン:サウジアラビアは香港、そして最終的には中国本土との協力関係を強化したいと考えていると、同国の通信情報技術大臣が日曜日に語った。
香港で開催された「One Gateway Shared Vision – Hong Kong x Saudi Arabia(ワンゲートウェイ 共有ビジョン – 香港とサウジアラビア)」イベントで、アブドゥラー・アルスワハ通信情報技術大臣は、より緊密な協力関係が、サウジアラビアの「ビジョン2030」改革アジェンダを後押しするだろうと述べたと、サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が報じた。
サウジアラビア当局は、健康科学やバイオテクノロジー、環境、クラウドコンピューティング、人工知能、スマートシティなど、さまざまな分野で香港と緊密に協力することを目指すという。
「香港とサウジアラビアは非常に有望な変革を遂げており、両国の経済はそれぞれの地域で金融ハブとなっている。私たちには、イノベーションの懸け橋を築き、イノベーションに基づく経済で未来に飛躍する機会がある」とアルスワハ氏は述べた。
アルスワハ氏は、デジタル経済、宇宙、イノベーションシステムに関連する団体を代表するハイレベル代表団を伴って中国を公式訪問している。
サウジアラビアは、「パートナーシップと開放に前向き」であり、「サウジアラビアのセキュリティと規制の要件を遵守できるパートナー」とビジネスを行う用意があるとした。
またアルスワハ氏は、香港と中国本土のICTセクターの変革は「世界トップクラス」であり、サウジアラビアが「再現し、パートナーシップを模索したい」と思えるような「サクセスストーリー」であると称賛した。
アルスワハ氏の訪問は、先月リヤドで開催されたアラブ・中国ビジネス会議に続くもので、その会議では、サウジアラビアのハーリド・アル・ファーレフ投資大臣が、サウジアラビアは中国のアラブ世界への玄関口としての役割を果たすことができると述べていた。