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EUと日本、半導体協力を強化へ

「我々は、半導体のサプライチェーンを確保することが極めて重要だと考えている」と、ティエリー・ブルトン氏は東京でロイターに語った。(AFP)
「我々は、半導体のサプライチェーンを確保することが極めて重要だと考えている」と、ティエリー・ブルトン氏は東京でロイターに語った。(AFP)
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03 Jul 2023 05:07:16 GMT9
03 Jul 2023 05:07:16 GMT9

東京:欧州連合(EU)は半導体に関する日本との協力関係を深めていくと、EUの産業責任者が3日に述べた。様々な国が、防衛、電子、自動車産業に不可欠な技術の管理強化に向けて動いている。

EUと日本は、半導体のサプライチェーンを監視し、研究者や技術者の交流を促進するために協力すると、EU産業責任者のティエリー・ブルトン氏は述べた。また、EUは、欧州への進出を検討している日本の半導体企業に対し、補助金の利用を含め支援を行っていく。

「我々は、半導体のサプライチェーンを確保することが極めて重要だと考えている」と、ブルトン氏は東京でロイターに語った。同氏は東京で、半導体や人工知能に関する協力について政府や企業と協議を行っている。

日本もまた、材料や装置における優位性を保ちながらも世界市場全体のシェアを落としている半導体産業を活性化させるために補助金を提供しており、半導体メーカーのベンチャー企業であるラピダスを支援している。
ブルトン氏は4日にラピダスと会合する予定だ。

同氏はラピダスについて、「本当に重要なイニシアチブであり、正しい方向に進んでいると思う」と語った。

ラピダスの最先端半導体の製造計画は、ベルギーのルーヴェンに本社を置く研究機関IMECとIBMからの支援に依存している。

日本の政府支援ファンドは先週、フォトレジストメーカーのJSR株式会社を64億ドルで買収することで合意し、業界の統合を推進した。

EUと日本の協力関係の深化は、EUが中国への依存を減らすと誓約したことに起因している。中国は半導体などのハイエンド技術における能力向上を目指している。

「我々はリスク回避を望んでいることを明確にした」とブルトン氏は語った。

ロイター

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