
ジェッダ:ジェッダで開催されたサウジアラビア・トルコ・ビジネスフォーラムの特別会合には、両国間の経済関係をさらに促進するため、400人以上のビジネスリーダーや関係者が出席した。
さらなる投資機会について話し合われる中、建設、不動産、観光のほか、鉱業、食品・農業、金融サービス部門を対象とする多くの協定が締結された。
今回の会合が開催される数日前、トルコの首都アンカラで同様のイベントが開催され、23億SR(6億1,000万ドル)を超える不動産協定が調印された。
サウジアラビア第二の都市ジェッダにあるリッツ・カールトン・ホテルで今回の会合が開催された後、ジェッダを拠点とする投資家で国際ビジネスコンサルタントのトゥバ・テレクリ氏はアラブニュースに対し、サウジアラビアとトルコの経済関係は近い将来、大幅に拡大することが見込まれていると語った。
「建設部門では、両国の間で4億ドル近い協定が結ばれており、今後半年でおそらく30億〜40億ドルに達するでしょう」とテレクリ氏は語った。
フォーラムでは、トルコ大統領府投資局のクネイト・サリシメン国別アドバイザーが講演し、トルコ経済の成長について説明し、サウジアラビアとの貿易拡大を促した。
また、サウジアラビア投資省(MISA)グローバル・サプライチェーン・レジリエンス・イニシアチブ(GSCRI)のマネージング・ディレクターであるアサード・アル・ジョモアイ氏も同イベントに参加し、サウジ・ビジョン2030とサウジアラビアで進められているギガ・プロジェクトについて詳しく説明した。
サウジアラビアの都市村落住宅省の不動産部門業務管理部長であるタリク・アル・ゼール氏は、サウジアラビアの住宅部門における投資機会を強調する講演を行った。
現在、トルコには1,140社のサウジアラビア企業が進出しており、395社のトルコ企業がサウジアラビアに投資を行っている。
トルコ国営アナドル通信社によると、レジェップ・タイップ・エルドアン大統領は中東訪問に先立ち、トルコは中東諸国との関係強化を望んでいると発言したという。
リトアニアで2日間の日程で開催されたNATO首脳会議から帰国したエルドアン大統領は記者団に対し、「サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦を訪問することで、我が国と各国とのあらゆる種類の関係をさらに強化したい」と語った。
昨年12月、トルコのイスタンブールにおいて、サウジアラビア・トルコ・ビジネスフォーラムが開催され、サウジアラビアのハーリド・アル・ファーレフ投資相とトルコのヌーレッディン・ネバティ財務相の出席のもと、両国から280社を超える企業が参加した。