
リヤド: サウジアラビアの民間部門は、AlMasane AlKobra Mining(AMAK)株式会社が2024年第1四半期にモイェース鉱体プラントの最初の商業生産を開始する計画を発表し、鉱業への支援をあおった。
サウジアラビア証券取引所への声明で、AMAKは現在、2023年第4四半期に実験的テストを開始するため、パイロット操業を開始するための建設と準備の最終段階にあると述べた。
サウジアラビアのナジュラン地方に位置するこの民間鉱山会社は最近、78.07平方キロメートルに広がる地域で採掘活動を行うための金探査ライセンスを産業鉱物資源省から取得した。
AMAKはまた、ナジュランの138.64平方キロメートルに及ぶ地域で亜鉛と銅の探鉱を実施するためのライセンスをさらに2つ取得した。これらのライセンスは2028年4月25日まで有効である。
同社は、原料の入手を確実にするため、規制期間内に関連調査を実施する準備が整っていると述べた。
AMAKは2008年の設立以来、様々な活動を支える技術・運営インフラの研究と持続可能な成長に基づいた長期的な先進事業戦略を採用してきたという。
しかし、同社の財務は年初に打撃を受け、純利益は2022年同期の4,180万SRから第1四半期には21%減の3,290万サウジアラビアリアル(878万ドル)に落ち込んだ。
減益の原因は、銅の販売量と販売価格の低下、償却費、原材料費、退職金の高騰による売上原価の増加である。
売上高は、前年同期の1億5,799万サウジアラビアリアルから9.8%減の1億4,303万サウジアラビアリアルとなった。
しかしながら、金と亜鉛の販売額は増加し、販売・マーケティング費用は減少し、一般管理費も減少した。
同社は昨年、2023年12月までに銅の生産量を40%、亜鉛の生産量を80%増加させる予定であると発表した。
AMAKは2012年、サーダ、アル・ホウラ、モイェースといった王国南部で銅と亜鉛精鉱の商業生産を開始した。
サウジアラビアの民間部門は、同国の鉱業部門を国民経済の第三の柱とすることに貢献しており、同国は約5,300カ所に及ぶ鉱物資源(5兆サウジアラビアリアル相当)の完全活用を目指している。