
農林水産省は15日、スイスとリヒテンシュタインが東京電力福島第1原発事故後に導入した日本産食品の輸入規制を撤廃したと発表した。福島など10県の一部食品に義務付けていた放射性物質の検査証明書の提出が不要になる。これにより輸入規制が残るのは、中国や香港、韓国など7カ国・地域となる。
同様の規制を設けていた欧州連合(EU)とノルウェー、アイスランドが3日に規制を撤廃し、スイスとリヒテンシュタインが追随した。
野村哲郎農水相は15日の閣議後記者会見で「被災地の復興を後押しするもので、歓迎したい」と語った。
時事通信