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第15回アブダビ・ワールド・プロ柔術選手権がムバダラ・アリーナで開幕

大会は11月1日から10日まで開催され、世界127カ国から男女合わせて7000人の選手が参加する。(提供)
大会は11月1日から10日まで開催され、世界127カ国から男女合わせて7000人の選手が参加する。(提供)
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03 Nov 2023 01:11:32 GMT9
03 Nov 2023 01:11:32 GMT9

アミン・アッバス

アブダビ:アブダビ最高評議会会長のシェイク・ハーリド・ビン・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子の後援のもと開催された第15回「アブダビ・ワールド・プロ柔術選手権」が11月1日、ザイード・スポーツシティのムバダラ・アリーナで開幕。才能あふれる選手たちが目覚ましい活躍を見せている。

選手権は11月1日から10日まで開催され、世界127カ国から男女合わせて7000人のアスリートが参加する。1日、2日のアブダビ世界柔術フェスティバルとパラ柔術大会、3日から7日までのユース、アマチュア、マスターズ大会が含まれる。

イベントの目玉は11月8日から10日まで行われる紫帯から黒帯までの選手によるプロフェッショナル・カテゴリーの大会であり、11日にはアブダビ世界柔術授賞式が行われる。

大会初日は、柔術ファン、参加者の家族や友人たちが大勢集まり、アリーナ内は熱気に包まれた。

アブダビ・ワールド・プロ柔術選手権の幕開けを飾る数々のエキサイティングな試合が行われ、世界中から集まった最高の柔術選手たちの才能が披露された。

初日にはキッズ1(4〜5歳)、キッズ2(6〜7歳)、キッズ3(8〜9歳)、インファント(10〜11歳、白帯)の各階級の選手やパラ柔術選手、そして世界各地のクラブやアカデミーを代表する選手が参加した。

大会には、シェイク・ナヒヤーン・ビン・サイフ駐サウジアラビアUAE大使、UAE柔術連盟会長およびアジア柔術連盟会長を務めるアブドゥル・モネイム・アル・ハシェミ氏、UAE柔術連盟副会長および同大会組織委員会委員長を務めるモハメド・サレム・アル・ダヘリ氏、ハリファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・ファウンデーション事務局相のモハメド・ハジ・エル・クーリ氏、アル・アイン動物園園長のガニム・ムバラク・アル・ハジェリ氏、そして大会スポンサーや参加クラブ・アカデミーの代表者たちが出席した。

UAE柔術連盟の副会長であり、大会組織委員会の委員長を務めるモハメド・サレム・アル・ダヘリ氏は、アブダビ世界柔術フェスティバルに何千人もの子供たちが参加するという前例のない規模をアピールした。アル・ダヘリ氏は、この多数の参加者数は、柔術の才能を持つ未来の世代を育てるという連盟のビジョンと目標に沿ったものであることを強調した。

「今日、私たちが目の当たりにした大会は、第15回を迎えたこのトーナメントが独自のプラットフォームとしての地位を確立し続け、勇気、忍耐、決意、意志、継続、そして寛容に代表される柔術の価値を確固たるものにしていることを証明している」とアル・ダヘリ氏は語った。

「パラ柔術大会は、強い意志を持った人々に力を与え続け、彼らが成長し、発展し、目標を達成するのをサポートするための、包括的な環境を提供している」と彼は付け加えた。

アブダビ警察(交通・パトロール部)広報部長のアーメド・アブドラ・アル・ムハイリ氏は、「私たちは今年、アブダビ・ワールド柔術選手権の活動に参加しながら、今回の参加者全員に交通文化を広めている」と述べた。

「子どもたちを見守るパトロールとともに、スマートロボットによる人工知能を活用することで、すべての道路利用者を守り、安全を維持し、交通文化を高めることを目的に、この大会の参加者や来場者に交通意識を浸透させようと活動している」と、彼は付け加えた。

内務省交通調整総局の責任者であるアブドラ・ユーセフ・アル・ブカイシ氏は、「子どもたちの参加が多く、並外れた熱気と興奮を目の当たりにできるこの大会に参加できることをうれしく思う」と述べた。

「賢明な指導者がこのスポーツとその選手に与え続けているリーダーシップとサポートのおかげで、柔術というスポーツが国内で大きな人気を博していることを喜ばしく思う」と彼は続けた。

英国から参加した紫帯のジャスティン・レヴィーン氏は、パラ柔術男子/K4ヘビー級で金メダルを獲得したことに喜びを表した。「真の勝利は、多くの困難にもかかわらず、この名誉ある選手権に参加できたことだ」と彼は語った。「マットの上で勝つには、多くの犠牲と忍耐が必要だ。この崇高なスポーツからは、本質的な教訓が学べる」

また、アブダビ世界柔術フェスティバルに参加する若い選手たちの保護者たちも、息子や娘の参加について計り知れない喜びを分かち合った。

男子/キッズ1/白帯/18kg/Aの部に出場したアブドラ・アル・マハリさんの父親であるムバラク・アブドラ・アル・マハリ氏は、「この大会は、卓越した選手権が開催され続けることを保証する大会組織委員会の多大な努力を示している」と語った。

「息子は大会の開幕を心待ちにしており、アカデミーでも自宅でも熱心に準備をしてきた。大会初日の彼の活躍をとても誇りに思う」と、彼は付け加えた。

女子/キッズ3/灰帯/25kg/Bの部に出場したダナ・アル・ハマディさんの母親、アミラ・アリ氏は、才能を発見し育てるための完全な環境を整えながら、地域の各家庭にスポーツを普及させるという連盟の野心的な計画を称賛し、「娘は連盟のプログラムから大きな恩恵を受け、スポーツとの絆を深め、今日の試合で勝利し、金メダルを獲得することができた」と語った。

一方、「フィットネス・ディストリクト」が、2022年大会での大好評を受け、再び正式にオープンした。ここではフィットネス関連の趣味、文化的要素、スポーツ・ウェルネス・エリアがそろっており、グッズ販売店や様々なグルメも楽しめる。

選手権の公式開会式は11月2日にムバダラ・アリーナで開催される。これはアブダビが世界を歓迎し、この国での柔術とその発展を物語るという、この大会の最も印象的な要素のひとつとなることは間違いない。

アブダビ世界柔術フェスティバルでは、ジュニア、ティーン、ユース選手のための競技が続く。

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