ロサンゼルス:米大リーグの最優秀選手(MVP)が16日に発表され、ア・リーグは今季エンゼルスでプレーした大谷翔平選手(29)が前回に続く満票で、2年ぶり2度目の受賞を果たした。満票で2度の選出は史上初。複数回の受賞は日本勢で初めて。
全米野球記者協会の記者30人が1位から10位までを連記する投票で、大谷選手は全員から1位票を獲得。2位以下に大差をつけた。
大谷選手はメジャー6年目の今季も投打の二刀流で活躍。44本塁打で日本選手初の本塁打王となり、打率3割4厘と95打点をマークした。投手としても10勝5敗、防御率3.14の成績で、史上初となる2年連続の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。
シーズン後にはエンゼルスからフリーエージェントとなり、新たな所属先と大リーグ史上最高額の大型契約を結ぶ可能性に注目が集まっている。
ナ・リーグは史上初の「40本塁打、70盗塁」を記録したブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手が満票で初めて選ばれた。MVPが両リーグとも満票選出されるのは初めて。
時事通信