
3日にカタールのアル・ラーヤンでおこなわれたサッカーアジアカップの試合で、イランは終了間際の後半アディショナルタイムに得点をあげ、優勝の最有力候補だった日本を下して準決勝に駒を進めた。
イランのキャプテンのアリレザ・ジャハンバフシュは96分のPKを決め、日本の心を打ち砕いた。
イランにとっては劇的な逆転勝利だった。1点ビハインドで後半を迎えた彼らは、サムライブルーに襲いかかり、1976年以来のアジアカップ優勝という夢の実現に一歩近づいた。
エデュケーション・シティ・スタジアムで開催された観客数3万6000人のゲームで、日本は最多優勝記録を5に伸ばすべく、前半なかばに守田英正のゴールで先制した。
しかし後半10分、優勝3度のイランがモハメド・モヘビのゴールで追いつくと、その後は試合を優位に進めた。
延長突入かに思われたゲームだったが、アディショナルタイムに板倉滉がホセイン・カナーニザデガンをペナルティエリア内で倒し、このPKをジャハンバフシュが冷静に沈めた。