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新しいイスラエル政府におけるアラブの存在を「歴史的」として称賛

アラブリスト連合(ラアム) のトップであるマンスール・アッバス氏が新しい同盟に参加する連合協定へ署名、歴史的なものとして歓迎される。 (アラブリスト連合ラアム//ロイター)
アラブリスト連合(ラアム) のトップであるマンスール・アッバス氏が新しい同盟に参加する連合協定へ署名、歴史的なものとして歓迎される。 (アラブリスト連合ラアム//ロイター)
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04 Jun 2021 03:06:46 GMT9
04 Jun 2021 03:06:46 GMT9

ダウド・クッターブ

  • 政府に閣僚を持たない状態にありながら、クセネト内部委員会を率いているのはラアムである

アンマン: イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政敵達は、木曜日、長きにわたる首相による統治を正式に終わらせるための迅速な議会投票を求め、また、新たに発表された連立政権を脱線させる土壇場の試みを阻止することを望んでいる。

野党党首のヤイル・ラピド氏と強力な連立パートナーであるナフタリ・ベネット氏は、120名のクセネトで過半数を獲得し、新政府を樹立することで合意に達した。

アラブリスト連合(ラアム) の党首であるマンスール・アッバス氏による連立協定への署名により、政治策として、新しい同盟に(彼らが)含まれたことは歴史的であり歓迎される。

同時に、今年初めにラアムから分裂したアラブ民族運動のアフマド・ティビ氏とオサマ・サーディ氏が投票を棄権する可能性があり、これは新連立の存続を助けることとなる。

政府に閣僚を持たない状態にありながら、ラアムはクセネト内部委員会を率いているのだ。

左翼メレツ党からのクネセトのアラブ人メンバーであるイッサウィ・フレイ氏は地域協力担当大臣に就任する。

イスラエルのパレスチナ市民は連立協定から経済的利益を得ることが期待されており、これには、今後 4 年間にイスラエルでアラブ コミュニティを開発するための 160 億ドルが含まれる。

ラアムは、イスラエルで非公認となっているアラブ人街を合法化するためのロードマップを作成することに成功し、イスラエル国家境界内での家屋解体の停止に取り組んでいる。
ハイファを拠点とする大学講師のジョニー・マンスール氏は、新しい連合はイスラエル政権を危機から救うことを目的としているとし、同連合が将来的に、過去にイスラエル政府の政策に反対していたアラブ政党 に道を開く一方、新しいプロセスとしては、イスラエルにおけるパレスチナ・アラブ人の地位に連立がどのような貢献をするかはまだ不明であると述べた。

国際相談センター所長のワディ・アブナサール氏は、新連合はアラブ社会全体にとって「歴史的な成果」であり、「これにより、いわゆるユダヤ人国家のパレスチナ人に正当性が与えられました。」と語った。

アブナサール氏は、ネタニヤフ氏はこの突破口に感謝するべきとし、「ラアムがイスラエルの連合に参加する土台を作り、たとえ彼らが大臣を通じた政府の直接的な代表とならなかったとしても、委員会を率いていくでしょう」と述べた。

オーストリア、ハーバート・C・ケルマン研究所、中東プログラムのディレクターであるオフェル・ザルツベルグ氏はムスリム同胞団からインスピレーションを得たアラブ・パレスチナの政党連合はユニークな機会と挑戦となるであろうと述べている。

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