

世界スケートボードツアー(WST)がドバイで閉幕し、日本が金メダルを獲得した。
根附海龍と赤間凛音をはじめ、日本はこの勝利でパリ五輪出場を確実にした。
WSTはオリンピックの正式種目として開催されるストリートスケートボードの大会で、今年のWSTには、過去最高に近い63カ国から238人の選手が参加した。
男子は根附、女子は15歳の赤間が優勝。彼らたちの優勝は、世界のスケートボード界における日本の存在感の大きさを示した。
赤間凛音は「フロントサイド270リップスライド」と呼ばれる圧巻の技を制限時間ぎりぎりで決めて優勝した。
WSTは、オリンピック連盟によって運営されている「パリへの道」のタイトルイベントのひとつである。WSTは、パリ五輪出場を目指す若手スケーターの足がかりとなることを目的としている。
イベントの運営側は、結果にも観客動員数にも非常に満足している。
イベント・ディレクターのレイ・ティンストン氏は「この2週間は素晴らしいもので、今後のイベントの新たなスタンダードとなるようなスペクタクルを開催できたことを誇りに思います。パークとストリートの大会に対するスケーターや観客の好意的な反応は、ソーシャルメディア上であれ、直接会場へ足を運んだ人であれ、誰の目にも明らかでした」と語った。
日本の若きチャンピオン達は、オリンピックの栄光を目指し、世界の舞台で眩い輝きを放つ日も近い。