
文京学院大学と武蔵野大学は29日、生成AI(人工知能)の関連技術を活用し、着物に使われる伝統的な染め物「江戸小紋」の新しいデザインを考案したと発表した。考案する職人が後継者難で激減し、新作が生まれにくくなっており、AI技術を伝統産業の活性化に役立てたい考えだ。
江戸小紋は、細かい柄を並べた模様を染めてつくる。両大は、過去に流行した江戸小紋の特質を調べ、デザインの制作プロセスを分析。AI関連技術を使い、柄を自動で配置する手法を開発した。
今回の新作には、学生が考案したスイーツの柄を使った。今後、柄のモチーフや配色もAI技術で制作できるように開発を進めていくという。
時事通信