


カンザスシティ:2008年以来となる男子サッカー・オリンピック大会に臨むアメリカは、残念なパフォーマンスを見せた。
藤尾翔太が6分にPKを決め、細谷真大が69分に追加点を挙げ、日本は2-0で勝利した。
アメリカ代表のマルコ・ミトロビッチ監督は、「8ヶ月前にこのプロセスを始めて以来、今回の試合は最も低いパフォーマンスだった。私は、このグループは今日見せたよりもずっと良い結果を残せると強く信じている。」
日本は斉藤光毅がペナルティーエリアの端でDFブライアン・レイノルズの右腕からボールをはじき、PKを得た。藤尾は、GKが左へ飛び出したところをパトリック・シューレの右へPKを送った。
日本はジョン・トルキンのスローインをインターセプトして2点目を決めた。三戸舜介がドリブルでゴールへ向かうと、彼のパスはDFジョナサン・トムキンソンとシュルテの間でディフレクトし、細谷が4ヤードからリバウンドを叩き込んだ。
代表MFブレンデン・アロンソンの弟であるMFパクステン・アロンソンは、「明らかに、オリンピックに向けてこれでよいということではない」と語った。「みんなは、1試合で僕らが決まるわけではないことを知っている」
日本代表のMF山本 理仁は24分、シュートを顔面に受けて担架で運ばれた。
シュルテがゴールで先発し、レイノルズが右サイドバック、ウォーカー・ジマーマンとトムキンソンがセントラル・ディフェンス、カレブ・ワイリーが左サイドバックに入った。中盤にはタナー・テスマン、アロンソン、ダンカン・マクガイア、ヨハン・ゴメス、グリフィン・ヨウが入り、テイラー・ブースが攻撃を指揮した。
ミッドフィルダーのジャンルカ・ブジオは、セリエA昇格を決めた6月2日のクレモネーゼとのプレーオフでベネチア代表としてプレー中に足首を痛め、出場しなかった。
アメリカは7月24日に開催国フランスと対戦し、その後ニュージーランドとギニアと対戦する。日本はパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦する。
オリンピックの男子サッカーは23歳以下の選手に限定されており、各チームの18人の登録選手には年齢制限を超える3人の選手が認められている。31歳のジマーマンはアメリカ代表のキャプテンを務め、年齢制限を超えた唯一のアメリカ人選手だった。
ゴールキーパー2名と外野手16名の登録は7月3日までに提出され、各チームはゴールキーパー1名を含む4名までの控え選手を指定する。
「アメリカは一度もメダルを持ち帰ったことがありません。このチームならそれができると思う」とテスマンは語った。
選手たちは、この試合までの期間を、チャレンジングな体験に費やした。
「正直なところ、たくさんのエスケープ・ルームを経験した」とアロンソンは述べた。「ウォーカーはそのチームリーダーのようなものでした。全部で6つあるのです。そうクレイジーでした。2日間で6つもクリアしたのですから」と付け加えた。
AP