
東京:日本代表のヴィッセル神戸は、最終節で勝利を収め、Jリーグ2連覇と国内2冠を達成した。
2週間前に天皇杯を制した神戸は、この日、優勝候補のサンフレッチェ広島に勝点1差をつけてスタートし、ホームで湘南ベルマーレに3-0で圧勝した。
広島はガンバ大阪に3-1で敗れ、3位の町田ゼルビアは鹿島アントラーズに3-1で敗れた。
前人未到の3冠を狙う神戸は、アジアチャンピオンズリーグでもリーグ戦からの出場権を獲得している。
吉田孝行監督は、「今シーズンは多くの試合に出場することができた」
「2つのタイトルを獲得し、アジア・チャンピオンズリーグでも順調に進んでいる。選手、スタッフ、チーム全員のハードワークに感謝している」
神戸は昨シーズン、スペインのレジェンド、アンドレス・イニエスタがクラブを去ってから約5ヶ月後にJリーグで初優勝を果たした。
元バルセロナのスター選手は神戸で5年間を過ごし、スペインのダビド・ビジャとドイツのルーカス・ポドルスキという2人のワールドカップ優勝者と共にプレーした。
その後、神戸の有名な海外選手はすべて退団し、かつてニューカッスル・ユナイテッドに所属していた武藤嘉紀など、元日本代表選手によってクラブは成功を収めている。
今シーズン13ゴールを挙げた武藤は、「選手たちはみんな、試合でもトレーニングでも100パーセントの力を出し切っている。このチームの長所は、全員が責任を負おうとしていることです」と語った。
神戸は勝てば2つ目のタイトルが手に入るとわかっていて、格下の湘南との対戦に臨んだ。
武藤が強烈なヘディングシュートで湘南のGK上福元直人のセーブを誘い、宮代が至近距離からリバウンドをゴールに押し込んだ。
ハーフタイムに入る数分前、武藤が速攻からゴールを決め、2点差とした。
70分には、扇原貴宏が今シーズン初ゴールとなる見事なロングレンジシュートを決め、更に勝利に花を添えた。
ドイツ人のミヒャエル・スキッベ監督に率いられた広島は、神戸を上回る得失点差でこの日を迎えた。
町田がタイトルを獲得する可能性は、ノンリーグからわずか10年余りしか経っていない。
AFP