
東京:大相撲は月曜日、モンゴル出身の星龍を最高位の横綱昇進に推挙し、30年以上ぶりにトップに穴が開くことを回避した。
日本古来のスポーツである大相撲は、唯一の現役横綱である照ノ富士が今月引退を表明したことで、大関クラスの力士がいなくなるという珍しい事態に直面した。
最後に横綱がいなかったのは1992年から1993年である。
しかし、元横綱朝青龍の甥である星龍は、日曜日の大相撲新春場所で優勝し、その1日後に正式に横綱に推挙された。
この25歳の力士は、水曜日に昇進が発表されれば、何世紀もの歴史を持つ大相撲の歴史の中で、高貴な地位に到達した74人目の力士となる。
「これが夢なのかどうか、今でも不思議に思っている」と彼は記者団に語った。
「幸せです。すべてを出し切ったという感じです」と語った。
星龍は、12勝3敗の成績で、東京での3番勝負を制し、自身2度目のタイトルを獲得した。
大関昇進の基準は決まっておらず、横綱審議委員会で審議される。
モンゴル出身の横綱は星龍(本名スガーラグチャア・ビャンバスレン)で6人目となる。
2003年に昇進した叔父の朝青龍が初めてである。
朝青龍は相撲界の悪童として知られ、度々相撲協会と衝突し、元日本代表の中田英寿とサッカーのチャリティー試合に出場したことで処分を受けたこともある。
2010年には、東京のナイトクラブの外での泥酔した乱闘で男性の鼻を骨折させ、引退を余儀なくされた。
星龍は、朝青龍のことを「横綱というより叔父のように」思って育ったという。
「自分が相撲界に入って初めて、横綱がいかに偉大な人物であるかを知った」と語った。
横綱昇進は2021年の照ノ富士以来となる。
照ノ富士は今月、大相撲正月場所を怪我で途中休場し、引退することを発表した。
10勝を挙げた33歳のモンゴル人力士は、今後も相撲界に残り、若い力士を育てるつもりだと語った。
AFP