


ドバイ:3月3日、宮崎県はドーハの一流レストランで特別レセプションを開催し、地元のバイヤーや飲食業界関係者約70人を招待して宮崎牛の卓越した品質を体験してもらい、同地域での事業拡大に向けた大きな一歩を踏み出した。
このイベントでは、宮崎牛のユニークな特徴にスポットを当て、国立日本食肉学校の佐俣講師によるカッティング・デモンストレーションも行われた。このデモンストレーションでは、カタールのシェフに、この地域ではあまり利用されていない肩ロースなどの部位のカッティング技術を紹介した。
「宮崎牛をカタールに紹介することで、両国の経済・文化交流がさらに深まることを期待しています」と、イベントに出席した在カタール日本国特命全権大使の久島直人氏は述べた。
このイベントは、参加者が高級和牛とその市場での可能性に大きな熱意を示し、宮崎牛の料理への愛情を表現したことで成功を収めた。宮崎牛の絶妙な風味と多用途性は、地元の料理関係者に強い印象を残した。
「このレベルの品質には確かな需要がある。安定したサプライチェーンが確立されれば、カタール中の高級レストランや高級ホテルで宮崎牛が使われるようになるでしょう」と、あるバイヤーはコメントした。
今後、宮崎県は、この大成功を収めたイベントを、ハラル市場での存在感を拡大するための基盤として活用することを目指している。現地の料理関係者や食品流通業者とのパートナーシップを強化することで、宮崎県はカタールと中東における宮崎牛の認知度と入手のしやすさを向上させることを約束する。