
東京:来週、ロサンゼルス・ドジャースでデビュー戦を迎える佐々木朗希投手は、2011年の日本の津波で父と祖父母を亡くした後に支援してくれた人々に捧げるつもりだ。
佐々木は1月にワールドシリーズ優勝チームのドジャースと契約し、水曜日には東京ドームでメジャーリーグの新シーズン開幕2連戦としてシカゴ・カブスと対戦する。
「順調にいかない時期でも、変わらず情熱とエネルギーで支えてくれた」と、佐々木は日曜日に東京で語った。
「自分の活躍で恩返しをしたい」
23歳の佐々木のメジャーデビューは、彼の故郷である岩手県陸前高田市が、マグニチュード9.0の地震による巨大な津波によってほぼ壊滅的な被害を受けた14年後のことである。
佐々木の家は流され、父方の祖父母と父親の功太さんは亡くなった。
佐々木は日本の野球界で最も有望な若手選手の一人となり、MLB入りするというニュースはリーグ全体で入札の熱狂を巻き起こした。
そして、カブスとのシリーズ第2戦でマウンドに立つことになった佐々木は、これまで自分を支えてくれた人々に捧げるようなドジャースデビューを果たすことになるだろう。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は日曜日、ピッチャーには彼自身のやり方でこの機会を乗り切らせると語った。
「ローキは、彼自身、彼の家族、そして日本の人々にとって、この瞬間がいかに重要であるかを理解していると思う」とロバーツ監督は語った。
「私はプレッシャーをかけたくない。時には、成り行きに任せたいこともある。それが私のやり方だ」
佐々木投手は東京ドームには慣れており、2023年のワールド・ベースボール・クラシックで優勝するまでの道のりで、日本チームの一員として東京ドームでプレーした経験がある。
その中には、彼の人生を一変させた震災から12年目に、日本代表の先発投手としてプレーしたことも含まれている。
佐々木投手は、再び東京ドームでプレーすることを楽しみにしており、「最大限に活用し、本当にその経験を楽しみたい」と語った。
「メジャーリーグでプレーすることは学生時代からずっと夢見てきたことなので、東京ドームでデビューできることは高校時代の自分がとても驚くことでしょう」と彼は語った。
ドジャースは東京に到着して以来、日本のチームと2試合の親善試合を行っている。
スラッガーの大谷翔平選手は注目を浴びており、何千人ものファンがこの日本のスーパースターの練習を見学するために料金を支払っている。
佐々木は土曜日に満員の観衆の前で大谷が特大本塁打を放った際、最前列でその様子を見ていた。
佐々木は「今のところ、試合は素晴らしい雰囲気の中で行われています」と語った。
「試合に集中できるよう、自分にとって不快なことが残っていないか確認しているところです」と付け加えた。
佐々木のチームメイトである山本由伸投手が、火曜日のシリーズ第1戦でドジャースの先発を務める。
ドジャースで2年目のシーズンを迎える山本投手は、チームをワールドシリーズ初制覇に導いた。
「特に誰からもアドバイスは受けていませんが、ここは日本なので、環境や雰囲気には慣れています」と佐々木投手は語った。
「その環境をうまく利用して、しっかり準備したい」と語った。
AFP