
ロンドン:サウジアラビアは先週木曜日の中国戦(1-0)に続き、火曜日にも日本で0-0の引き分けに終わった。この結果、サウジアラビアは2026年ワールドカップ予選のグループCで勝ち点10となり、2位のオーストラリアと3ポイント差となった。日本はすでに1位通過を決めている。
3つのグループからそれぞれ上位2チームだけが来夏の北米大会への出場が保証され、3位と4位は予選の別のステージに進むことができる。
サウジアラビアが、その直接対決を望んでいるのは言うまでもない。今回のワールドカップ予選で私たちが学んだ5つのことを紹介しよう。
日本の結果は良かった
2試合で勝点4は上出来だ。中国戦はもっと気迫のこもったスコアで終わるべきであり、理想を言えば日本戦での勝利が続いていたはずだ。
エルベ・ルナール監督は0-0のドローの後、24時間前に勝点1を献上されていたら、その勝点1を取っていたと語ったが、それも無理はない。すでに予選を通過していたとはいえ、日本はアジア最高のチームである。
もしサウジアラビアがワールドカップの自動出場権を逃すとしたら、それは日本での膠着状態が原因ではなく、インドネシアとバーレーンとのホームでの引き分けが原因だろう。もしロベルト・マンチーニ監督の下、この2試合で勝点6を獲得していたら、埼玉スタジアムでの結果は素晴らしいものだったと称賛されていただろう。オーストラリアがこの5日間で勝点6を取らなかったとしても、同じことが言える。
守備の堅固さのために犠牲になった攻撃の脅威
レナード監督のゲームプランと戦術を見れば、それが彼の狙いであることは明らかだった。
序盤の攻防はタイトに保ち、その後ウイングを下げて東アジア勢に問題を起こそうという話もあった。
その方程式の最初の部分は実現したが、2番目は?そうでもなかった。攻撃の脅威はほとんどなかった。ディフェンスからのロングボールはあったが、フィラス・アル=ブライカンは、ボールが危険なエリアに入ってしまうことがまれにあり、しばしば孤立していた。
しかし、集中力、戦術的規律、ハードワークは印象的だった。サウジアラビアはアウェーの地でより優れたチームを苛立たせ、時には運もあったが、ワールドカップ予選14試合で日本から勝点を奪った2番目のチームとなった。
ジェハド・タクリが印象的だった
中国戦でハッサン・カデシュが負傷退場したこともあり、後方に負傷者が出ていた。レナール監督がジェハド・タクリをデビューさせたとき、多少の緊張はあったかもしれないが、アル・カディアのセンターバックは、埼玉スタジアムで3人ディフェンスの右サイドでピッチに立ったとき、そのようなそぶりを見せなかった。
今シーズン、サウジアラビアのプロリーグで頭角を現した23歳は、自信に満ち、力強く、倒すのが難しいプレーを見せた。特にサウジアラビアが大きなプレッシャーにさらされる試合はそう多くないだろう。ナワフ・ブーシャルも印象的だった。
疲労と負傷が一因となる
日本戦の後、サウジアラビアのプロリーグに参加できる外国人選手の数を10人に増やしたことが代表チームにどのような悪影響を与えたかについて、ソーシャルメディア上で多くの反応があった。
それはまた別の機会に議論するとして、忘れてはならないのは、グリーン・ファルコンズが多くの負傷者を抱えているということだ。中国戦の直前には、MFモハメドが欠場となり、カデシュも欠場、そしておそらく最も痛手となったのは、ローマのスター選手サウド・アブドゥルハミドが負傷したことだろう。また、ヤセル・アル・シャハラニなど、長期的な負傷者もいる。
そして移動の要素もある。ホームでの激闘の後、6つのタイムゾーンをまたいでアジア最高のチームと対戦するために東へ長い長い旅に出る。これは軽視できない(そして最終的にはオーストラリアに不利に働くだろう)
レナール監督は日本に賭けた
残り2試合、6月10日にサウジアラビアとオーストラリアが激突する。問題は、サッカルーズが勝点3差、得失点差で上回っていることだ。
何が起こるにせよ、レナード監督と彼のチームは最終戦のバーレーンで勝たなければならない。そして、日本が同じ日にパースで何かを成し遂げることが期待される。すでに予選を突破しているとはいえ、サムライブルーがダウンアンダーで勝利する可能性は十分にある。両チームの間にはライバル関係があり、日本はオーストラリアのワールドカップへの望みをへし折ることを楽しむだろう。
そうなると、最終戦までもつれ込むことになる。もしサウジアラビアが勝てば2位通過、ワールドカップ出場が決まるとわかってオーストラリア戦に臨むのであれば、レナード監督は喜ぶだろう。