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日本国内で、初の外資系企業によるロケット打ち上げに失敗

日本では、イーロン・マスク氏の SpaceX や、Rocket Lab などの米国のライバル企業が支配する商業打ち上げ市場への参入をめぐって、民間のロケットメーカーが競争を繰り広げている。(AFP)
日本では、イーロン・マスク氏の SpaceX や、Rocket Lab などの米国のライバル企業が支配する商業打ち上げ市場への参入をめぐって、民間のロケットメーカーが競争を繰り広げている。(AFP)
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12 Jul 2025 05:07:58 GMT9
12 Jul 2025 05:07:58 GMT9

東京:台湾の民間ロケット企業TiSpaceは、土曜日に日本北部でロケットの打ち上げを実施したが、離陸直後に飛行停止し、日本国内で初めての外国企業による打ち上げを達成できなかった。

TiSpaceは、日本の子会社のjtSPACEを通じて、北海道宇宙港から12メートル(40フィート)のハイブリッド燃料ロケット「VP01」の初飛行を実施し、地球表面から100キロメートル(62マイル)上空の宇宙空間到達を目指した。

ロケットは午前11時40分(グリニッジ標準時2時40分)に離陸したが、1分以内に軌道が不安定になり、自由落下状態に陥った。日本放送協会(NHK)で、この映像が放映された。

北海道宇宙港を運営する日本の企業スペースコタン社の広報担当者は、打ち上げ試行後、「飛行状況を確認中だ」と述べた。

ロケットには衛星は搭載されていなかったが、同社は打ち上げに成功すれば衛星打ち上げロケットの開発に向けた一歩になると述べていた。

台湾国家宇宙センターの元幹部らが率いるTiSpaceは、これまで宇宙飛行の成功例がない。同社は2022年にオーストラリアでのロケット打ち上げに失敗した後、テストサイトとして日本を選んだ。

北海道の地方当局や企業は、この動きを国際的な宇宙ハブへの第一歩として歓迎しているが、台湾のミサイル関連技術の進歩を注視している中国を刺激するのではないかと、日本の宇宙政策の専門家の中には懸念の声が上がっている。

日本では、イーロン・マスク氏の SpaceX や、Rocket Lab などの米国のライバル企業が支配する商業打ち上げ市場への参入をめぐって、民間のロケットメーカーが競争を繰り広げている。民間で開発された日本のロケットは、これまで衛星の軌道投入に成功した例はない。

トヨタが支援する北海道のスタートアップ企業「インターステラー・テクノロジーズ」は、2019年に衛星を乗せたロケットを打ち上げ、日本の民間企業として初めて宇宙に到達したが、衛星は軌道に乗らなかった。

キヤノンエレクトロニクスが支援する「スペースワン」は、昨年 2 回の軌道投入に失敗している。自動車メーカーのホンダは先月、北海道で再利用型ロケットのプロトタイプの低高度試験に成功し、2029 年までに宇宙飛行の実現を目指すと表明している。

ロイター

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