
タレク・アリ・アフマド
ロンドン:新たな中東のニュースチャンネル、アッシャルクニュースのメインアンカー、ゼイナ・ヤジギ氏は、ブルームバーグと提携関係を結んで運営されているこの局が、世界をニュースとつなげ、視聴者に力を与える義務があると思っている。
このテレビ局の開設前に、アラブニュースとのインタビューで、ヤジギ氏は次のように語った。「私たちは基本的に今やあらゆるところでニュースを入手できることを知っていますが、アッシャルクでは、世界を結んで、この事実に脈絡を持たせることが、私たちの義務だと思っています」
「これこそ、私たちがアッシャルクでやりたいことなのです。これこそ、私たちの目標であり、つまり視聴者やユーザーに意見を持つ力を与えることです。どんな意見でもいいわけではなく、事実情報に基づいた意見です」
シリア人のベテランジャーナリスト、ヤジギ氏は、アル=アラビーヤとスカイニュースアラビアでの長期に渡る活動を終えた後、ビジネスニュース、ブルームバーグの提携企業、アッシャルクに参加した。
アッシャルクニュースのデジタルプラットフォームは、一般ニュースと、ブルームバーグと独占コンテンツ契約をしたものを含むアッシャルクビジネスの2つのウェブサイトを中心に構成されている。
「アッシャルクビジネスのブルームバーグとの提携は、私たちの継続的な世界進出戦略において、極めて画期的な出来事であり、私たちは中東にいるアラビア語を話す視聴者たちに、ブルームバーグのニュースで最善のもの、つまり分析と洞察を初めて伝えることができるのです」と、ブルームバーグメディアグループのジャスティン・B ・スミスCEOは語った。「このネットワークのビジネスコンテンツは、私たち自身のチャンネルを管理している高い編集基準と同じ基準で管理されることになり、この地域にいるビジネスの意思決定者にとって重大な問題に関して、バランスの取れた客観性のある報道をお伝えします」
一般ニュースサイトは、人工知能を活用した追加的な利点も備えており、他に存在しないカスタマイズされたユーザー体験を提供できる、とヤジギ氏は説明した。
「アッシャルクでは、私たちは単なるテレビ(チャンネル)ではなく、私たちはテレビ画面上にあるものをコピーし、それをデジタルプラットフォームに掲載するだけではありません。私たちはこのデジタルテレビ、私たちのデジタルオンラインプラットフォーム、ソーシャルメディアに取り組むニュース担当者とニューススタッフを完全に分けています」と、同氏は語った。
「彼らはこうしたプラットフォームに特化したネタを提供します。勿論、新しいネタも提供しますが。私たちは先進技術を活用しているという利点があり、これは視聴者やユーザーが探しているニュースを見つけるために役立つでしょう」と同氏は語り、「実際に、この手法により、ニュースが視聴者やユーザーを見つけるでしょう」と付け加えた。
この局がビジネスの見解や、政策指導者たちの有益な関連コンテンツを供給するプログラムに焦点を当てながらも、アラビア語を話す大部分の人々の中には、25歳未満の若い世代が1部いるという事実も考慮に入れている、とヤジギ氏は説明する。
「私たちはアッシャルクで、今日の若者が考えることを好み、情報を収集・検索することを好み、彼らが理解することを好み、自らの意見や全体像を持つことを好み、こうした意見が聞けるのを好むと考えています。このようにして、アッシャルクでは、ニュースと若者を扱っています。
アッシャルクは、アラブ地域や世界のその他の地域のユーザーに、コンテンツを提供する年中無休の複合プラットフォームニュースサービスであり、時には経済のプリズムを通じてニュースや分析も提供することもある。
リヤドに本拠を置き、ドバイとワシントンD.Cに本社を持つアッシャルクニュースは、アブダビ、カイロの拠点も含めて、ベイルート、バクダッド、イスタンブールに支社を置いている。
「私たちは事件、ニュース、生じた事を、生じた理由と結び付けます。私たちは出来事の地理的環境と歴史的背景、そしてこの特定のニュースが、あらゆる人の日常生活にもたらす可能性のある結果にも目を配っています。