


ファリス・アルルシュッド・リヤド
ノブ・ホテルの専属シェフを務めるハーヴェイ・コートット氏は、日本の著名なシェフであるノブ・マツヒサ氏とともに18年近く働いてきた経験について、アラブニュース・ジャパンに語った。
現在リヤドにあるNOBUレストランを訪問中のコートット氏が、この世界的に有名なレストランの特徴について語った。
コートット氏は幼い頃からフランスの専門学校で料理の勉強を始め、この分野で経験を積みたいという思いから、一流シェフのもとでフランス料理の調理法を学んだ。
コートット氏によると、NOBUレストランの厨房は彼にとって新しい世界だったという。日本料理に対する彼の情熱と憧れが、日本料理を学び、マスターすることにつながった。
コートット氏によると、20年前は、サウジアラビアや湾岸地域では日本食レストランの存在感はあまり大きくなかったという。この10年で大きく変わったのは、この地域で日本食レストランが大きく普及し始めたことだと同氏は語る。
コートット氏はまた、今後数年でサウジアラビア国内の他の都市にも新しい店舗ができると考えていると述べる。
一般的にアラブ人の客、特にサウジアラビア人の客について、彼らは日本料理をどの程度受け入れているのかという質問に対し、コートット氏は、アラブ人やサウジアラビア人、特に世界を飛び回ることの多い人たちは、日本料理を食べたことがあると強調した。
彼らは質の高い料理と品の低い料理を見分けることができるとコートット氏は述べる。可能な限り最善の方法で調理された日本食を食す機会があれば、多くの人が自国でこのような経験ができることを非常に喜ぶだろう、と彼は加えた。
コートット氏によると、NOBUレストランが和食を提供する世界の他のレストランと一線を画すものは、国際的に展開するレストランであることだという。NOBUレストランは世界中に店舗を展開するレストランであり、最高のサービスを提供することにも気を配っている。
さらにコートット氏によると、世界に50店舗近くを展開するNOBUレストランは、日本、スペイン、アラスカ、カナダ、スコットランド、ギリシャなど複数の国から鮮魚を輸入しているという。しかし、生姜、ソース、スープなどの乾燥・液体食品はすべて、世界最高品質の製品を生産する日本から輸入されている、と彼は加えた。
NOBUレストランのリヤド店で最も人気のある料理について聞かれたコートット氏は、客から常にリクエストの多い料理は天ぷら、黒ダラ、ロブスターだと答えた。「多くのお客様がこれらの料理を召し上がりたいと熱心に思っていらっしゃり、当レストランを訪れた際には、ご友人やご家族と一緒にこれらの特別なお料理を楽しんでいかれます」とコートット氏は語った。
NOBUブランドは、日本人シェフである松久信幸氏、俳優のロバート・デ・ニーロ氏、プロデューサーのマイヤー・テーパー氏が立ち上げた。1994年の第一号店のオープン以来、シェフ「ノブ」の名前は、独特のデザイン、高品質な食材、エネルギー、サービスへの真の情熱を代名詞とする世界的なライフスタイルブランドへと変貌を遂げてた。この非常に優れたNOBUブランドは五大陸で人気があり、世界中に50店舗以上展開している。
中東初のノブ ホテル・リヤドは、サウジアラビアの首都、キングファハド通りの中心部という戦略的な立地に位置している。ホテルからは首都の高層タワーを一望することができ、今年2月10日、ホテル内にNOBUレストランが正式にオープンした。
NOBUレストランは、数々の賞の受賞歴があるデザイン事務所ロックウェル・グループがデザインした。店内の内装はユニークで、壁が魚の皮の形をした上品な木材で覆われ、客が国際的で最高の料理を楽しむことができるようグループ客用の場所を作り、店内は独特の雰囲気を作り出している。