
東京:土曜日、東京の瀟洒な銀座地区の路上で、買い物客は手洗いステーションを利用して手を洗い、スマートフォンを除菌した。日本のスタートアップ企業の願いが、きれいな水とより良い衛生面へのアクセスを大きく変える。
「WOTA(ウォータ)」は、コロナウイルス蔓延防止のため、買い物客の手洗いの奨励を目的とした地区連合会との取り組みで、人気の銀座の商業エリア付近に手洗い機「WOSH」を20台設置した。
手洗い機は水道へ接続する必要なく、真水および廃水タンクを使用しない。
代わりに、膜ろ過、塩素、深紫外線照射の3段階のプロセスを通じて水をリサイクルする。
また、汚れたスマートフォンを触ると手洗いの労力が無駄になるため、利用者が手を洗う間に20〜30秒のUV照射でスマートフォンを除菌する機能も搭載している。
今年初めにCOVID-19の流行が生じた際、同社はトイレの長蛇の列を緩和するためすでに機械を開発していたと、前田瑶介最高経営責任者がロイターに語った。
「COVID-19の影響のさなか、できるだけ早くこれを実現するべきだと思った」と前田氏は語った。「そこで、弊社は開発を迅速化し、コロナウイルス第3波に間に合うように12月に実現した。」
平均すると20リットルの水で約500回の洗浄が可能だが、フィルターは約2,000回使用後に交換する必要があると氏は述べた。
ただし、手洗い機は電源への接続が必要だ。
「WOTA」は現在、日本国内で約4,000台の出荷を開始している。米国からの問い合わせも多く、来年は国際展開を目指す。
前田氏は、特にスマートフォンの除菌機能が衛生習慣を変えることを期待している。
「スマートフォンの除菌機能があれば、今まで手を洗わなかった人も洗い始めるのではないだろうか」と語った。
ロイター