
テキサス、アーリントン:テキサス・レンジャーズは、日本人投手の有原航平選手と2年6億2千万円(600万ドル)の契約を結んだ。
この右腕投手は、日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズに6年間在籍していた。レンジャーズは有原選手に120万ドルのポスティングフィーを支払った。有原選手には毎年5万ドルの出来高が付く。
28歳の有原選手は、パンデミックで短縮された日本の2020年シーズンに、日本ハムで20試合に先発し、8勝9敗、防御率3.46を記録した。完投はパ・リーグトップの3試合で、投球回数は132回2/3で2位だった。
レンジャーズのジョン・ダニエルズ球団社長は「有原航平選手の加入で、先発ローテーションの厚みが増す。彼は日本で2019年にブレークし、過去6年に渡って成功を収めた」と述べた。
2015年にパ・リーグ新人王を受賞した有原選手は、2019年に24試合に先発して自己最多の15勝を挙げ、最多勝利タイのタイトルを獲得し、防御率は2.46で2位だった。同選手はキャリア129試合(125試合の先発を含む)で防御率3.74、60勝50敗を記録している。
有原選手はレンジャーズのレギュラーシーズンに出場する8人目の日本出身選手になるとみられる。ダルビッシュ有(2012-17)、建山義紀(2011-12)もレンジャーズに移籍する前に日本ハムでピッチャーを務めていた。
レンジャーズが土曜日に発表した声明の中で有原選手は、「この街で成長し、成功できるよう引き続き努力する。そのためにもいいオフを過ごして最高のコンディションで春季キャンプを迎えたい」と述べた。
レンジャーズは、有原選手を受け入れるために右投手のアート・ウォーレン選手を40人枠から外した。
AP通信