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ダカールラリー、サウジアラビアスポーツの1年の幕開けを飾る

サウジの希望は四輪部門Overdrive Toyotaのヤジード・アル=ラジの肩にかかっている。(AFP・資料画像)
サウジの希望は四輪部門Overdrive Toyotaのヤジード・アル=ラジの肩にかかっている。(AFP・資料画像)
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02 Jan 2021 10:01:29 GMT9
02 Jan 2021 10:01:29 GMT9
  • 計12ステージからなるこのレースは3日(日)に開始、参加者らがサウジの砂丘地帯に挑む
  • サウジの希望は四輪部門Overdrive Toyotaのヤジード・アル=ラジの肩にかかっている

アリ・カレッド

ドバイ:長く待たれた、サウジアラビアで2回目の開催となるダカールラリーがついに到来した。

3日(日)、世界で最も有名なこの砂漠のラリーはジェッダで幕を開け、参加者らはビシャに至る道や谷からなる622キロメートルのルートに挑む。

サウジの希望は四輪部門Overdrive Toyotaのヤジード・アル=ラジの肩にかかっている。アル=ラジはサウジ首脳陣にレース開催について謝意を述べ、昨年よりもよい結果を約束した。

「昨年はナビゲーションで問題が発生し、タイムロスが大きかったですが、4位に入ることができうれしく思いました」と39歳のアル=ラジはダカールラリー組織委員会が開催した記者会見で語った。

「昨年はダーク(フォン・ウィッツェウィッツ、ナビゲーター)が背中を痛めて一緒に出ることができませんでしたが、今回復活しました。すばらしい仕事をしてくれるに違いありません。私たちは勝ちを狙っています」

サウジアラビアは昨年1月、第42回目となったダカールラリーの初の開催国となったが、同レースは今もベテランも初登場の選手もともに優勝を切望するレースの一つとなっている。

二輪、軽車両、トラック、四輪と、部門に関わらず参加者はジェッダに到着してからレース開始を今か今かと待ちわびており、2日(土)にプロローグを終えた今、ようやくサウジの砂漠に挑むことになる。

13回の優勝を誇り今回32度目のダカールラリー参加となるチーム・プジョー・トタルのステファン・ペテランセルは「最初の頃、ダカールは夢でした。今でも仕事とは思えず、楽しんでいます」と昔を思い出しながら語った。

昨年6月にレースが発表された際、ダカールラリー主催者はよりテクニカルで、スタートからゴールまで砂漠が続くまったく新しいルートを約束した。

「我が国の息をのむような自然の中を走るダカールラリーの開催国となることで、ラリーの歴史上初のアジアでの開催となり、サウジアラビアとしてもダカールとしても新境地を開くことになりました」と、スポーツ大臣のアブドゥルアズィーズ・ビン・アル=ファイサル・アル=サウードは当時語った。「サウジにはダカールを開催するために必要な要素は揃っているとずっと信じていました。ラリーのすばらしさにも圧倒されました」

アル=ラジは、彼自身サウジアラビア人であっても、参加者らが挑む砂漠には困惑の連続だと言う。

4日(月)から始まる次の11ステージでは休息がわずか1日という過酷なスケジュールが展開する。2日目はビシャとワディ・アド=ダワシル間の砂漠で行われ、3日目はワディ・アドダワシルの空いた一画へと続く。

4日目はワディ・アドダワシルからリヤドへと展開し、813キロメートルに及ぶ最も困難、あるいは最も長いステージとなる。

ステージ5はアル・カイスーマへと続くルート上の砂漠で繰り広げられる。休息前の最終日、6日目はハーイルに向かう比較的スムーズな道となる。

レースは1月10日にマラソンステージとして再開する。砂丘の連続がサカーカへと続く。

8日目にはネオムへの風光明媚なルートがハイライトとなり、翌日9日目には紅海沿岸へと舞台は移り、海岸線を沿って始まる。10日目には参加者らはネオムからウラーに続く丘陵に挑むことになる。

ウラー・ヤンブ間の砂漠のステージ11で、ダカールの最後の2日間に入る。最終日の12日目には、勝者はヤンブから紅海沿岸のフィニッシュラインまでを駆け抜ける。

アラブからは昨年四輪部門で3位に入賞したナッサー・アル=アティヤが出場する。

「いつだって優勝がゴールです」と、2019年のカタール人勝者ナッサー・アル=アティヤは語る。

「私は301の番号で必ず勝ってきましたが、すべてのドライバーに敬意の念を抱いており、また今年(2020年)は誰にとってもとても厳しい年だったので、今回のサウジでのダカール開催のために尽力してくださったすべての皆さんに特に感謝しています」

他の参加者にとってはまったく異なる経験となる。待たされた時間も、渡航の困難も、報われたようだ。

「参加できるだけで非常に光栄に思います」とポラリスRZRファクトリーレーシングチームのクリステン・マトロックは語る。「乗り継ぎ時間も含めて、ここに来るのに51時間かかりました」

アメリカ人のマトロックは夫のウェイン・マトロックとクレイグ・スキャンロンとともに参加する。

「ダカールは私が人生で成し遂げたいことのリストの中で一番上にあるものです」とマトロックは言う。「アメリカでの場は1000ではスタートからゴールまで運転し、28時間ほどかかりますが慣れています。でもここでは12日間となります。私の主な懸念は、未知のことへの恐怖です」

レッドブル・オフロードチームUSAの18歳、初参加となるセス・キンテロは、12ステージを耐え抜くには生来の本能を抑えなくてはならないのだと語る。

「頭の中に、ずっと全速力のまま駆け抜けたいというスイッチみたいなものがあるんですが、このスイッチはオフにしないといけないですね」とキンテロは言う。

「12日間、約5,000マイルという長丁場には慣れていなくて。300~500マイルのレースをやってきているので、少し勢いを落として、これからの日々に向けて車も自分もセーブしていかないといけません」

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