
アラブニュース
ロンドン: イギリスの主要な新型コロナウイルスワクチンはオックスフォード大で開発され、開発チームはワクチンの接種がウイルスの新たな変異株にも有効と発表するべく準備している。
英国のインディペンデント紙はワクチン開発チームがイギリス、南アフリカ、およびその他で見つかっている変異株に対応する新たな努力を結集させていると報じた。
最も多く見られる数種類の新型コロナウイルスに対する現在のワクチンの効果はオックスフォード大の科学者らにより検証中で、二月中旬頃に中間報告が出る見通しだ。
開発チームの主任であるサラ・ギルバート教授は、研究者らは試験の結果がわかるまで待って行動を起こすのではなく、ワクチンの中で新しい変異株をすでに合成しており、このワクチンが現在全国で接種されているのだと語った。
イギリスでは先月ケント州で感染が激増して変異株が見つかったが、オックスフォード大学の科学者らはこの変異株に対応するべく調整する必要はないと自信をもっているとされている。
イギリスで提供されているもう一つのワクチンを開発したファイザーとビオンテックが発表したデータは、ワクチンが新型コロナウイルスの新しい変異株にも有効であると示した。
南アフリカやイギリスのさらに新しい変異株の効力を消すことができるか、さらなる分析が続けられている。
オックスフォード大の広報担当者は、必要とされるいかなる修正も、研究室内の細胞培養液で育つ前に「一日分の仕事」でやってのけると語った。
イギリスの科学者らは、オックスフォード大で開発されたCOVID-19のワクチンが新たな変異株に有効であると発表へ(ロイター/ジェイソン・カリンダフ/写真)