
サッカー元日本代表FWの大黒将志(40)が22日、オンライン会見で引退を表明し、「悔いはないが、もっとゴールしたかった」などと胸中を語った。決断の理由に、G大阪から下部組織コーチのオファーを受けたことを挙げ「人生のもう一つの目標として監督、コーチ業でも成功したい思いがあった」と述べた。
G大阪の下部組織から1999年にトップ昇格を果たし、2005年のJ1初優勝に貢献した。日本代表では、ジーコ氏が率いた06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場。中田英寿氏や遠藤保仁(J2磐田)らの名を挙げ、「希代のプレーヤーからパスを受けられたのは、FWとして幸せなこと」と振り返った。
グルノーブル(フランス)やトリノ(イタリア)などを渡り歩き、国内外計12クラブでプレーした。J1は出場204試合で69得点、国際Aマッチは22試合で5得点。昨年6月にJ2栃木を退団していた。
JIJI Press