
東京:日本野球界のスター選手である田中将大投手が、ニューヨーク・ヤンキースでの7年間の投手生活の後に日本野球界に復帰し、土曜日、今年開催予定の東京オリンピックで金メダルを獲得し、日本のファンと共に祝福したいと述べた。
楽天イーグルスでプレーすることが決まった32歳の田中投手は、東京都内で行われた記者会見で、今年に延期された東京オリンピックでプレーする可能性について聞かれた。
田中投手は、「選ばれるのであれば、断る理由なんてない」と述べた。
「北京オリンピックに出ましたけど、悔しい思いをして終わっています。今回は開催国チームの一員として、金メダルを取りたいなと思っています」と付け加えた。
「日本の野球ファンの方々の前で投げられることに、ワクワクが抑えられていません。」
何千人もの人が犠牲となった2011年の東日本大震災の津波から10年となる今年、日本球界に復帰するこのタイミングは特に意味があると田中投手は述べた。
田中投手は、2007年から2013年まで東北楽天イーグルスでプレーした。2013年にはチーム初となる「日本シリーズ」優勝を果たし、東日本大震災で被災した地元仙台のファンに歓喜をもたらした。
その翌年、田中投手はヤンキースと7年総額1億5,500万ドルの契約を結んだ。
楽天の三木谷浩史会長は、田中投手のピッチングが今年日本を「元気に」させてくれることを期待していると語った。
当初、昨年開催が予定されていた東京オリンピックは、新型コロナウイルスのため延期され、今年 7月23日に開幕が予定されている。
東京オリンピックの実現可能性に対する懸念が高まっているにもかかわらず、オリンピック主催者と国際オリンピック委員会は、東京オリンピックを安全に開催することができると主張している。
日本の菅義偉首相は金曜日、「世界に希望と勇気をもたらす」ために、今夏の東京オリンピック開催を「世界団結の象徴として」開催すると決意を述べた。
AFP通信