
クラレト・モンソラーテ
日本のテニス界の大スター、大坂なおみ選手は、先日全豪オープンに優勝し、若手プロながら4大大会4個目のタイトルを獲得して大きく報道された。さらに、スポーツ界の「次なるセリーナ・ウィリアムズ」とも称賛されている。
なおみ選手はその輝かしい成果とそれに伴う注目ぶりを大いに「楽しんでいる」ようだが、その一方で姉のまり選手はテニスプロとしての現役に終止符を打つ決断をし、「結局のところ楽しむには至らなかった道のり」 だったと語っている。
「テニスを引退します」24歳のまり選手は、そうインスタグラムに投稿した。
「結局のところ楽しむには至らなかった道のりだったけれど、過去数年間スポーツから得られた思い出とサポートに感謝しています」
「新たな道を歩んでいきます。今後の楽しい新規プロ ジェクトを楽しみにしていてください」とまり選手は言う。彼女はキャリアの大半をITF ワールドテニスツアーでプレーしてきた。
まり選手の最高ランキングは2018年の280位だったが、妹のなおみ選手は現在世界ランキング第2位につけている。
面白いことに、なおみは常に選手としてまりの方が上だと評価していた。
「私が15歳になるまでずっと6-0でまりに負けていたんです、笑えますよね」となおみ選手はニューヨークタイムズに語っている。
「勝敗記録ではまりの方がもうダントツにまさってい ます」
大坂姉妹は東京における2017年東レ パン・パシフィック・オープンのダブルス戦でペアを組んだ。
なおみ選手は当時、WTA (女子テニス協会)ツアーで姉と共にプレーできる日を夢見ていると語っていた。
「私にとってそれが夢でした」となおみは言う。
「私はあまりいろいろな人たちと話をする方ではなく、彼女の方が人間として一枚うわてです。夢が叶うなら本当に嬉しいです」
残念ながらこの二人によるダブルス戦は、少なくともプロの試合では観ることができない。
大坂まり選手は2021年に1試合しかしておらず、1月に行われたジョージアでのITF イベントの予選第1試合目にサラ・ハムナー選手に敗れている。