

アラブニュース
ロンドン:国営テレビが日曜日のマンチェスター・ユナイテッドとトッテナム・ホットスパーのプレミアリーグの試合の放送中、副審のシアン・マッシー・エリス氏の脚を見せないよう試合を遮ったため、サッカーファンの間で不満が蔓延した。
マッシー・エリス氏が画面に映るたびに、放送局はトッテナム・ホットスパー・スタジアムとグラウンド周辺の通りの風景ショットへと切り替えたのだ。
イランの女性の公民権団体「MyStealthy Freedom」によると、視聴者がマッシー・エリス氏の素足を見ないようにとの処理だったという。
同グループは声明のなかで、「テレビの検閲官は、ショートパンツを着た女性審判の存在によって混乱した」と述べた。
「結果、解決策はサッカーからロンドンの裏通りの景色へ切り替えることで、ゲームを台無しにした。ゲームの終わりに、コメンテーターの1人は、視聴者が観光案内を楽しんだことを期待すると冗談を言った」と付け加えた。
「検閲はイラン・イスラム共和国のDNAにある。我々はこの慣行を正常化すべきではない。これは我々の文化ではない。これは抑圧的な政権のイデオロギーである。」
2018年、イランの国営テレビチャンネルは、バルセロナでのチャンピオンズリーグ準々決勝の取材中に、ASローマのバッジをぼかした。これはローマの神話上建国者であるロムルスとレムスに餌をやる女性のオオカミの画像が含まれていたためである。