
アラブニュース
ドバイ:イスラエルが占領地への激しい爆撃を続け、過激派組織ハマスとの対立が激化する中、社交界の著名人、パリス・ヒルトンはパレスチナとパレスチナの人々への支持を表明した。
甘やかされて育った裕福なホテルの末裔から、10億ドル規模の世界的ブランドを立ち上げ成功し、起業家への道を切り開いた著名セレブは、イスラエルによるガザへの攻撃の停止と、「ジェノサイド」の阻止を呼びかけた。
イスラエルが「完全な静寂」が訪れるまでガザへの攻撃を続けると主張する中、パリスはザ・ガーディアン紙の付随記事の中で、「『今起きていることに、とても心が痛みます。すぐにやめさせる必要があります!#パレスチナを救え #ガザが攻撃を受けている #ジェノサイドを止めよ』、」とツイートした。
日曜日、イスラエル軍の空爆により、ガザ地区で33人のパレスチナ人が死亡しているが、これは、約1週間にわたる衝突の中で、1日の死者数としては最悪の記録である。
エルサレムでの騒乱に端を発した、2014年以来の大規模な戦闘で、ハマスとイスラエルは再び激しい交戦状態に陥り、双方の当局の発表では、月曜日以降、海岸沿いの飛び地ガザで181人、イスラエルで10人の死者を出している。
57カ国からなるイスラム協力機構(OECD)は、日曜日に激しい戦闘をめぐって緊急会議を開いたが、これは、紛争への対処方法をまだ模索中の中東諸国にとって、初めての大きな動きである。
イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区に自治区を持つパレスチナ自治政府のリアド・マルキ外相は、会議の冒頭で、イスラエルの「卑怯な攻撃」を非難した。
イスラエルは日曜日の朝、「継続的な空爆」により、ここ24時間でガザ地区の90以上の標的を攻撃したと発表した。ガザ地区では、報道機関が入居する建物が破壊され、国際的に大きな反響を呼んでいる。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ガザ地区での民間人の死傷者に「落胆」し、イスラエルが土曜日にAP通信社とアルジャジーラ社の支局が入居するタワービルを攻撃したことに「深い憂慮」を表明したと、報道官が発表している。
イスラエル軍が日曜日に発表したところでは、沿岸部からイスラエルに向けて発射されたロケット弾は過去最高の約3,000発にのぼり、そのうち約450発が発射に失敗してガザ地区にそのまま落下している。
イスラエルのミサイル迎撃システム「アイアンドーム」は、この1週間あまりで1000発以上のロケット弾を迎撃しているが、迎撃し損ねたロケット弾はイスラエルの住宅に落下し、500人以上が負傷している。