
ドバイ:東京2020オリンピックの公式な初日となる金曜日の早朝、サウジアラビアのボート選手フセイン・アリレザ氏は男子シングルスカルのヒート4で最下位となり、不本意なスタートを切った。
新設された海の森水上競技場で行われたヒートで5人中5位となったアリレザ選手は、土曜日の午前中に行われる敗者復活戦に出場することになった。敗者復活戦では、ヒートで上位3位に入れなかった選手が、準々決勝への進出をかけて争う。
アリレザ選手は、オリンピックに向けて今年何度か集中強化合宿に参加しており、5月に米国でのトレーニング中に肩を負傷して計画に狂いが生じたとはいえ、活躍が期待されていた。
優勝したトレバー・ジョーンズ選手(カナダ)、ミンダウガス・グリスコニス選手(リトアニア)、オナット・カザクリ選手(トルコ)が準々決勝に進出し、アリレザ選手はこれに遅れて7時間54分18秒のタイムでゴールした。アリザデ選手はサウジアラビア出身の27歳で、4位となったダラ・アリザデ選手(バミューダ)と共に敗者復活戦に挑む予定だ。
明日の朝(サウジアラビア時間午前3時20分)、アリレザ選手は敗者復活戦3で、リイリオ・リイ選手(バヌアツ)、ピーター・パーセル・ギルピン選手(ジンバブエ)、フィン・フロリン選手(オランダ)、アブドゥルラフマン・アル・ファデル選手(クウェート)と対戦する。上位2位までが準々決勝に進出できる。