



アラブニュース・ジャパン
日本のNPO法人メリープロジェクトが、2025年日本国際博覧会協会と日本貿易振興機構(ジェトロ)の後援によるイベント「メリーエクスポ・イン・ドバイ」を、3月26日から3月31日までドバイ万博会場周辺で開催する。
いくつかのプロジェクトを通して笑顔を広げることを目的に2005年愛知万博から始まったこの取り組みは、これまで17年間にわたり都市の枠を超えて拡大しており、大阪万博40周年記念イベント、上海万博、ロンドンオリンピック、リオオリンピック、東京オリンピックでもイベントを開催してきた。
メリープロジェクトは今回、2つのイベントを開催する。3月27日日曜の午前11時と午後2時半に日本パビリオンの前で開かれる「メリーアンブレラ」と、同日の午後3時から6時までアル・フォルサン公園/アル・フォルサン地区で開かれる「メリースマイルカイト」だ。
「メリーアンブレラ」イベントは、世界中の子どもたちの笑顔の写真がプリントされた傘で「未来への希望」を伝え、「笑顔のバトンを大阪・関西万博につなぐ」ことをテーマとする。
笑顔のプリントされた傘を開くという行為により、前向きな希望のメッセージを広げるという共通の目的が示されることで、2つの博覧会が結び付けられる。
「メリースマイルカイト」イベントも同じように、世界中の子どもたちの笑顔の写真をプリントした凧によって、同様のメッセージを伝える。
それらの凧を揚げるという行為により、凧が「希望の風に乗って空に舞い上がる」ことで、「笑顔を広げる」というメッセージを象徴的に伝える。
会場では傘やゴザが配布され、ソーシャルディスタンスを保ちながらひとり一人が別々に使えるようにする。
今週公表された主催者発表によると、2020年ドバイ万博の来場者数は1100万人を超えた。メリープロジェクトは、来場者が日本文化を体験しながら、同時に多様性、希望、平和というテーマを家に持ち帰られるようにすることで、ドバイと、次の万博の開催地である大阪をつなぐという、興味深い方法を示している。