
アラブニュース・ジャパン
東京:義足のボクサー・土山直純さんを描いた新作映画「Gensan Punch」で、多作にな俳優の尚玄が主演を務めた。6月3日に公開予定。
『デスノート』や『ストリートファイター』にも出演した尚玄が、プロを目指す沖縄出身のボクサーを演じる。メガホンを取ったのはフィリピンの巨匠、ブリランテ・メンドーサ氏。
この映画は、ハンディキャップがあるにもかかわらず、普通に戦うことを願うボクサーの実話に触発された。日本ではプロの夢を絶たれたボクサーがフィリピンに渡り、プロ資格取得に向けた激しいトレーニングを積む。
映画では、個人の強い意志と精神力、そして身体の限界を克服する熱意を描いた。ジムでの気迫と湧き出る人間の温かさが映画の中で完璧に描写されており、試合はまるで実戦さながらである。
この映画の面白いところは、ボクサーの感情と勝敗に焦点が当てられており、ボクサーが義足であることをほとんど忘れてしまうことだ。
素晴らしいボクシング映画の一つで、『ロッキー』や『レイジング・ブル』などの偉大なボクサーと並ぶだろう。