
フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌と五輪連覇を遂げ、世界選手権も2度制した羽生結弦(27)=ANA=が、競技会の第一線を退く意向であることが19日、関係者への取材で分かった。同日午後5時から東京都内で記者会見する。
平昌五輪での連覇は男子66年ぶりの快挙で、18年に個人最年少で国民栄誉賞を受賞した。今年2月の北京五輪はショートプログラム(SP)で8位と出遅れ、フリーで前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に五輪史上初めて挑んだが回転不足で転倒。合計4位に終わり、94年ぶりの3連覇を逃した。右足首負傷の影響で3月の世界選手権は欠場した。
◇羽生結弦の略歴
羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)ANA。09~10年シーズンにジュニアGPファイナルと世界ジュニア選手権の2冠。14年ソチ五輪で日本男子初の金メダルを獲得し、18年平昌五輪で66年ぶりの男子連覇。世界選手権は2度、GPファイナルは4度優勝し、13~14年シーズンは五輪を含む3冠を達成した。22年北京五輪は4位。全日本選手権は6度制覇。18年7月に国民栄誉賞を受賞。172センチ。27歳。宮城県出身。
時事通信