ラハフ・ジャムビ
リヤド: ジーザーンはここ最近、より多くの観光客と投資を引き寄せるための取組の一環として、ジーザーンの最も名高い魅力の数々をメディアに紹介した。それには成長目まぐるしいコーヒー産業が含まれている。
アラブニュースの一行は「サウジコーヒーの年2022」のロゴを掲げたフライナスA320ネオ航空機に乗り、4日間のツアーのため、ジーザーン州のアブドゥラー・ビン・アブドルアジーズ空港に降り立った。
キーア・サウジアラビア(Khieer Saudi Arabia)基金によって運営されたこの小旅行では、ジャーナリストらがファイファ地区とバニマリク地区にあるコーヒー農園へと招かれた。
アラブニュースの一行はアーメド・アル・マルキ氏の農園を訪れた。そこでは彼と彼の家族がコーヒー豆を用いて様々な製品を作っていた。
「私たちは例えばコーヒー石鹸、コーヒーオイル、リップクリーム、コーヒースクラブといった数多くの物を作っています。将来的にはコーヒー豆の砂糖も作るつもりです」とアル・マルキは語った。
「コーヒーオイルは、サウジアラビアではここで最初に作られたのです。コーヒーオイルはコーヒーの果実から抽出されたものです。抽出期間は2か月です。世界で最も高価なオイルの1つとされています。その利点には、皮膚病の軽減、増毛、セルライトの除去などがあります」と彼は続けた。
ジーザーン山間開発局のダファー・アル・ファード局長はアラブニュースに次のように語った。「ジーザーン州には多くの比較優位性があります。6つの山間部の地方行政区画は、特に農業、アグリツーリズム、健康ツーリズム、文化遺産において、投資機会に溢れています」
「今年の初めには、我々はサウジアラムコとの間で最先端のサウジコーヒーセンターを設立するための合意書を締結しており、現在は、公的投資基金(PIF)の子会社であるサウジコーヒーカンパニーとサウジコーヒーアカデミーを創設するための話し合いを、また文化省とサウジコーヒーミュージアムを設立するための話し合いを行っています」
ジーザーン州には多くの比較優位性があります。6つの山間部の地方行政区画は、特に農業、アグリツーリズム、健康ツーリズム、文化遺産において、投資機会に溢れています。
ダファー・アル・ファード・ジーザーン山間開発局長
「過去数年間で、我々は百万本のコーヒーの苗木をすべての農家に配布しました。そしてサウジアラムコとMEWA(環境水資源農業省)による取組みを継続的に支援しており、ジーザーン州内外のコーヒー農家を支えています。我々はまた、この地域のすべての農地が十分に活用され、サウジ王国のビジョン(2030)の戦略的目標が確実に達成されるために、研修、ガイダンス、近代的農業技術を提供しています」
このツアーは、持続可能な経済開発を促進し国内の観光産業を後押しするためのフライナスの取組みの一部である。とりわけ、フライナスでは世界有数のサウジ・カウラニコーヒーを搭乗券の券面上と空港でのチェックイン看板上で宣伝広告しており、年末まで機内で顧客にコーヒーを無料提供している。.
この小旅行は、キーア・サウジアラビア基金をサポートするムハンマド・アル・アリ・アル・セイン財団の理事会長であるアーメド・ビン・ムハンマド・アル・アリ・セイン氏の支援を受けたものである。ザ・ハイヤック・カンパニーは運営パートナーで、アイマン・アル・スハイヤン・アンド・パートナーズはリーガルパートナーである。