
アラブ・ニュース
ロンドン: 誰もがリオネルになりたがっている。少なくとも、チームを史上3度目のFIFAワールドカップ優勝に導いたアルゼンチンの英雄リオネル・メッシ選手にちなんだ名前を付けてほしいと願っている。
12月にカタール・ワールドカップ大会で、リオネル・メッシ氏とアルゼンチン代表チームがフランス代表に勝利したことをきっかけに、アルゼンチン・サンタフェ州の市民登録局によると、「リオネル」または「リオネラ」という子どもの名前の届け出が700%増加したという。
この数字には、1987年6月24日にサンタフェ州ロサリオ市で生まれた王者メッシ氏の根強い人気がうかがえる。
登録局のデータによると、同州での「リオネル」または「リオネラ」という名前の新規登録件数は9月までは月に6件ほどだった。
ところが、11月に開幕したワールドカップを前に、その数は急増しはじめた。
10月、11月には、32件の届け出があった。
12月31日時点では、登録は州全体で49件記録されており、9月と比較して700%増加している。
そのうち22件がロサリオ市、20件がサンタフェ市、7件が両都市を除く州域で行われたものだ。
親が子どもを「メッシ」と命名することについては、2014年にロサリオ市が禁止したという言説があり、名字である「メッシ」にちなんだファーストネームが国勢調査上の混乱を招くと当局関係者らが主張している。
一方、今回のワールドカップ優勝に対するアルゼンチン代表ファンの一風変わった祝い方は、引き続き話題を呼んでいる。
今週初めには、額に「メッシ」とタトゥーを入れたファンが、ソーシャルメディアで否定的な反応を受け、自身の選択を後悔したというエピソードが報じられた。
また、12月には、アルゼンチン中央銀行がメッシ氏の肖像をのせた1000ペソ紙幣の発行を検討していることが、メキシコのEl Financiero紙によって報じられた。