
東京:「モンスター」の異名を持つ井上尚弥(日本)は6日、5月に横浜で、スーパーバンタム級初戦として世界2団体統一をかけてスティーブン・フルトン(アメリカ)と対戦すると発表した。
無敗の井上は、12月にポール・バトラー(イギリス)を破り、WBC、WBA、IBFのベルトにWBOタイトルを加えて半世紀ぶりに世界バンタム級4団体統一王者となった。
24戦全勝21KOの戦績を持つ29歳は、1月にタイトルを返上してスーパーバンタム級に転向した。
21戦無敗8KOのWBC、WBO2団体統一王者であるフルトンを相手にすぐさま衝撃を与えるつもりである。
井上は東京で記者会見し、「自分自身を信じる気持ちがあります」と語った。
「過去に階級を上げて、初戦はとてもいい試合ができています。モチベーションが生み出すパワーだと思います」
3階級制覇の世界王者井上は、12月にバトラーを倒し、1972年のエンリケ・ピンダー(パナマ)以来の世界バンタム級4団体統一王者となった。
28歳のフルトンは、世界スーパーバンタム級2団体統一王者2人のうちの1人。WBAとIBFの残り2つのベルトはムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が持っている。
フルトンの最後の試合は昨年の6月、ダニエル・ローマンに全会一致で判定勝ちしたものだった。
録画ビデオメッセージで井上を「偉大なファイター」と呼びながらも、日本で対戦することに「全く不安はない」と主張した。
「私はチャレンジすること、興奮することが好きなので、そのような相手を選ばない理由があるでしょうか?」とフルトンは言った。
「どのような相手にも勝てるスタイルを持っていると感じています。どのような相手にも、勝つために調整も何でもできます」
AFP