
アラブニュース
ジェッダ:2度の世界チャンピオン、マックス・フェルスタッペンのマシントラブルによって、レッドブルのセルジオ・ペレスが繰り上がり、サウジアラビアグランプリでのチームのポールポジションスタートを決めた。
フェルスタッペンはジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われた3回のプラクティスセッションすべてで最速だったが、18日の予選Q2の最中に無線で「問題発生だ。エンジン、エンジントラブルだ」と報告し、予選では水を差された。フェルスタッペンはピットまで帰ったものの、ドライブシャフトの問題が見つかり、フェルスタッペンの予選は終わった。
予選最終ラウンドで唯一のレッドブル勢となったペレスは、キャリアを通じて2回目のポールポジションを獲得し、2年連続のポールポジションとした。
フェルスタッペンは15番グリッドからのスタートとなる。
フェラーリのシャルル・ルクレールは予選2位に入ったものの、開幕戦でのエンジン電子制御ユニットの規定数超過によるグリッドペナルティが課せられ、決勝のスタートは10グリッド後退する。
ルクレールのペナルティによって、今年からアストンマーティンに乗るフェルナンド・アロンソが予選3位からグリッド最前列に昇格した。アロンソはアストンでのデビュー戦となるバーレーンの開幕戦を3位でフィニッシュした。
メルセデスのジョージ・ラッセルは4位に入り、8位で予選を通過したチームメイトで7度のチャンピオンに輝くルイス・ハミルトンの4位上となった。
フェラーリのカルロス・サインツJr.は5位となり、アストンマーティンのランス・ストロールが続いた。エステバン・オコンは7位だった。
マクラーレンのオスカー・ピアストリは9位、アルピーヌのピエール・ガスリーは10位だった。
ウィリアムズのアメリカ人ルーキー、ローガン・サージェントは、コース制限違反でタイムが削除されるまで、最初の予選グループのスピードチャートで一時的にトップに立っていた。サージェントのタイヤが立ち入り禁止とされていたコースエリアに接触したとしてFIAはすぐに彼のラップを削除した。
サージェントはその後、予選グループで猛烈にプッシュしたものの、スピンし、予選を通過できなかった。前のラップが削除されなければ、サージェントは予選Q2に進んでいただろう。
ニック・デ・フリースは土曜午前中のプラクティスをエンジントラブルで欠場し、予選開始直後にはスピンした。マクラーレンのランド・ノリスは予選1Qでウォールにヒットし、ピットでの修理を余儀なくされ、予選Q2進出はかなわなかった。一方、チームメイトのルーキー、ピアストリはキャリア初の予選Q3に進出した。
ジェッダのサーキットは、紅海沿岸に建設され、6.174km(3.836マイル)と2番目に長いF1サーキットである。2021年最終戦の一つ前のレースから使用開始され、開催予定地の中では「最も速い市街地サーキット」とされ、平均速度は時速250km(時速160マイル)を越える。