
ドバイ:5月26日、カンヌ国際映画祭でアラブの映画と映画製作者がさまざまな賞を獲得した。
モハメド・コルドファニ監督のスーダン映画『グッバイ・ジュリア』がリベルテ賞を、モロッコのカマル・ラズレック監督の『Les Meutes』が審査員賞を受賞した。
モロッコのアズマエ・エル・モデル監督は自作『The Mother of All Lies』で監督賞を受賞した。
21作品の世界プレミア、2週間近くのレッドカーペットのパレードが続き、カメラのフラッシュが数十万回たかれた第76回カンヌ国際映画祭は27日に最高賞パルム・ドールの授与をもって締めくくられる。
映画祭ではメジャー作品のプレミア上映が行われた。マーティン・スコセッシは、レオナルド・ディカプリオとリリー・グラッドストーンと共にオセージ族殺人事件を通して米国の搾取を描いた大作『花殺し月の殺人』を初公開した。ハリソン・フォードのインディが登場する最後の作品『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、フォードへの賛辞で幕を開けた。また、ウェス・アンダーソンの『アステロイド・シティ』のプレミアも開催された。
今回は開幕から物議をかもした。ジョニー・デップがルイ15世を演じた歴史映画『ジャンヌ・デュ・バリー』がオープニング作品として上映された。このプレミアは、元妻アンバー・ハードとの激しい裁判を昨年終えたデップが大きな公の場に姿を見せるとあって注目を集めた。
同作はサウジアラビアの紅海国際映画祭の後援を受けている。