Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 特集
  • 女性起業家の輸出後押し=日本産の酒・チョコ紹介―NY

女性起業家の輸出後押し=日本産の酒・チョコ紹介―NY

女性起業家が率いる日本企業の食品輸出拡大を目的とした見本市がニューヨークで開催されている。(AFP)
女性起業家が率いる日本企業の食品輸出拡大を目的とした見本市がニューヨークで開催されている。(AFP)
Short Url:
10 Jun 2023 11:06:11 GMT9
10 Jun 2023 11:06:11 GMT9

ニューヨーク時事:日本の女性起業家が手がける福島県産の日本酒や、宮城県産イチゴを使ったチョコレートなどを紹介する展示会がニューヨークで今月末まで開かれている。富裕層に照準を合わせた高価格帯の食品など計約20社の商品が勢ぞろい。世界有数の市場への輸出拡大を狙う。

日本政府によると、昨年の農林水産物・食品の輸出額は1兆4140億円と過去最高を更新。中国、香港に次ぐ輸出先の米国では、和食ブームが追い風となり特に日本酒の人気が高い。

展示会に並ぶ日本酒(300ミリリットル)は、福島県産の伏流水や東北産の酒米を使い、スパークリングワインに似た味わいが特徴だ。価格は60ドル(約8300円)。出品する1度(東京)の島崎かおり社長は「食との相性が良く飲食店などへの販売を増やす」と意気込む。

展示会のテーマの一つが持続可能性だ。東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で収穫され、形がふぞろいのため出荷できないイチゴをフリーズドライにしたチョコを販売するロスゼロ(大阪市)は、1袋約30ドルでの展開を目指す。

米デル・テクノロジーズの調査によると、ニューヨークは資金調達環境の良さや市場規模などから、女性起業家が最も活躍しやすい世界都市の一つ。展示会を企画したコンサルタントの梅原静香氏は「日本食が受け入れられ、女性起業家が育つ土壌がある」と述べ、市場開拓に期待を示した。 

時事通信

特に人気
オススメ

return to top

<