リヤド:多様な景観とハイテク施設を併せ持つサウジアラビアの都市「NEOMネオム」の開発は、今後数年間でますます多くの映画製作者を惹きつけるだろう。
最近「ザ·メイマン·ショー」に出演したメディア制作会社「タルファズ11」のクリエイティブ·ディレクター兼パートナーであるイブラヒム·アル·ハイララ氏は、そう語った。
「今後3年間で9本の映画を製作するという契約をネオムと交わした」と、同氏はいう。
「ネオムにはサウジアラビアで最高のプロジェクトを実現するためのあらゆる設備が揃っていると発表でき、とても嬉しい。ロケ地に関しても、機材や音響スタジオに関しても、ネオムには最高の環境が揃っている。すでに数本の国際映画がネオムで撮影された。今後は、現地にいる地元の人々にスポットを当てたいと考えている。それは喜ばしいことだ」と、同氏は語った。
「ネオムは豊かな土地です。海、山、そして砂漠がある。冬には雪も降る」と、同氏は付け加えた。
アル·ハイララ氏は、世界に通用するネオムの施設で「300(スリーハンドレッド)」のような映画制作が促進されるだろうと述べた。「300は全編スタジオで撮影された。つまり、望むものは何でも撮影できるということです」と、同氏は付け加えた。
アル·ハイララ氏は、「イタリア人プロデューサーがヨーロッパで西部劇を製作できたように、サウジアラビアでもネオムで『マカロニ西部劇』を製作することができるでしょう」と語った。
同氏はまた、テルファズ11は「国内外で様々な作品の製作に力を注いでいる」と述べた。
同氏は、テルファズ11の拡大戦略の一環は「アスファルト」と呼ばれる劇場プロジェクトを通じたコンテンツを紹介することだと語った。更に、テルファズ11は様々なフェスティバルを通じて国際プロジェクトを発表予定であり、世界的に有名なミュージシャン、監督、俳優とのネットワーク作りや協力が期待できる。
アル·ハイララ氏は、サウジアラビアで最も成功したといわれる映画「Sattar サッタル」を製作し、自ら出演している。同氏は、その製作は「素晴らしい旅」だったと語った。初めてプロデューサーを務めたことを「とても誇りに思い」、映画製作に携わる人々に対する尊敬の念が高まったという。
同氏はエジプトの映画業界を称賛し、エジプト映画は王国その他の観客に訴えかける強い力を持っていると述べた。しかし、典型的なエジプト映画製作市場には隙間がある。そして、サウジアラビア人が「好む」コメディやミュージカルなどはそこに含まれる。
同氏は、サウジアラビアがそのような映画を製作し、収支がとんとんになったとしても、それは「勝利」と呼べるだろうと語った。