
ブダペスト: 25日に行われた世界陸上女子やり投げ決勝で、日本の北口榛花氏が最終投てきで決定打を放ち、劇的な優勝を飾った。
北口榛花氏(25歳)は66メートル73を投げ、 1投目で65メートル47を記録し衝撃的な勝利を目前にしていた首位をキープしていたコロンビアのフロルデニス・ルイスウルタド氏の夢を打ち砕いた。
オーストラリアのマッケンジー・リトル氏も最後の一投で63メートル38を記録し、銅メダルを獲得した。
北口氏は、2年後の東京大会で日本のファンの前で連覇を目指すが、今大会で日本人選手初の金メダルを獲得したことで、やり投げが日本で人気を得るきっかけになるかもしれないと考えている。
「やり投げは日本ではあまり人気の無い種目だが、だんだんと人気が出てきていると思う。以前は誰もこの競技を知らなかったが、今は私が金メダルを獲ったことで、より人気が出ると思う」と彼女は述べた。
北口氏はブダペストで、チェコ人コーチのデビッド・シェケラック氏がスタンドから自身を鼓舞しようと「ほぼ怒鳴りつけていた」と明かした。
「でも最終投てきで全てがうまくいって、最高だった」と彼女は語った。「最初は泣くかと思ったけれど、今は幸せな気分だ。」
AFP