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サウジアラビアの未来への「架け橋」、歴史の宝石ディルイーヤ

舞台裏:ディルイーヤで記念写真を撮る女性たち。ディルイーヤ門開発局の職員たちは誇りを抱いて、郡の地域社会を育成し、ここの歴史を紹介している。(写真:アラブニュース)
舞台裏:ディルイーヤで記念写真を撮る女性たち。ディルイーヤ門開発局の職員たちは誇りを抱いて、郡の地域社会を育成し、ここの歴史を紹介している。(写真:アラブニュース)
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21 Feb 2020 08:02:27 GMT9
21 Feb 2020 08:02:27 GMT9
  • ダニエル・アトキンス氏:「2020年にビジョン2030を見たいなら、私のオフィスを訪ねてみてください。 DGDAは本当に2020年にビジョン2030を具体化します」

ヌール・ヌガリ

サウジアラビアの巨大プロジェクトの1つであり最も愛されている場所が、建国の父たちの故郷、ディルイーヤである。1年間で、ロシアのウラジミール・プーチン大統領および多数の代表者を迎え、フォーミュラEの主要な開催地となったが、華麗な魅力すべての裏側でサウジアラビア人によるチームが、この地を主要な観光地にするため一生懸命働いている。

ディルイーヤ門開発局(DGDA)は、その職員たちと共に地元に根ざしている。355人中278人がサウジアラビア人、そのうち45人がディルイーヤ出身だ。職員たちは誇りを抱いて郡の地域社会を育成し、ここの歴史を紹介している。

2017年7月に設立されたDGDAは、ディルイーヤの文化を守り、地域の人々を称え、サウジアラビアを称えるランドマークにすることを目指す。

https://youtu.be/uabLPpLxblo

サウジアラビア王国において最も重要な史跡の1つで、第一次サウード王国の首都だったと考えられているディルイーヤには、ユネスコ世界遺産に登録された第一次サウード王国の発祥地である泥レンガの都市、ツライフ地区がある。

「ディルイーヤは我が祖先のふるさとなので、特別な場所だと感じています。祖先の遺産を増やし、意義深いこの歴史のカルテルを改善することは私にとって光栄なことです」とアラブニュースに語ったのは、DGDAのブランドコンテンツおよびコラボレーション役員であるアル・ジャウハラ・アル・サウード王女だ。「サウジアラビア王国の宝石という、ディルイーヤにふさわしい場所を授けることをひたすら目指すチームの一員であることは特権です。」

DGDAのマーケティングおよびコミュニケーション役員のダニエル・アトキンス氏は、過去、現在、未来を統合した「ディルイーヤはサウジアラビアの未来への架け橋です」と述べた。同氏によると、チームは全員若いサウジアラビア人である。「2020年にビジョン2030を見たいなら、私のオフィスを訪ねてみてください。 DGDAは本当に2020年にビジョン2030を具体化します。」

アル・ジャウハラ王女は、アトキンス氏が最初に雇った職員の一人だ。「マーケティングチームにいるたくさんの著名な女性たちと共に働くと、力づけられサポートされていると感じます」と王女は語った。「私たちは皆、ビジョン2030の傘下でムハンマド・ビン・サルマン皇太子の指導の下、ディルイーヤの保全と振興に貢献できることを大変誇りに思っています。サウジアラビアの女性たちに可能性を与えるという皇太子の使命は私たちを前進するよう突き動かし、2020年にビジョンを実現する上で大切な役割を果たしました。」

アトキンス氏が率いるDGDAのマーケティングチームには31人の職員がおり、そのうち18人は女性である。アトキンス氏の目標は、サウジアラビアの女性を力づけ、指導する自信に満ちたリーダーにならせることだ。

DGDAによるイニシアチブの1つは、大学院プログラムである。2019年11月に始まってから19人が参加し、そのうちの79%が女性だ。学生たちは2020年11月までにプログラムを完了する予定で、全時間のチームメンバーとしてDGDAに参加する可能性がある。

[caption id="attachment_9954" align="alignnone" width="800"] 舞台裏:ディルイーヤで記念写真を撮る女性たち。(写真:アラブニュース)[/caption]

Haifa Al-Ruwaished氏は現在大学院プログラムに参加しており、ディルイーヤ出身である。同氏は、自分の郡と国の両方に奉仕する情熱的で熱心なメンバーたちと一緒に働けて光栄だったと述べた。

DGDAのCEOジェリー・インゼリロ氏は、次のように語った。「これはサウジの若者、特に女性にとって非常に感動的な時であり、私たちは自分の役割を誇りに思っています。私たちはディルイーヤの地域社会に還元することに情熱を注いでおり、未来の才能から始める必要があると分かっていました。 DGDAの一員となったディルイーヤの大学院生たちはすでにスターであり、サウジアラビア王国の未来を形作る上で重要な役割を果たすと確信しています。特に、参加した大学院生の大半が女性であることを誇りに思っています。」

「ディルイーヤ出身者として、私の郡をサウジアラビアの中心にある最高の文化とライフスタイルのハブとして位置づける任務を負っている団体に参加できて光栄です」と、マーケティングおよびコミュニケーション最高責任者の役員補佐、Munirah Binhalwan氏は言った。「歴史を作る画期的なチームの一員となり、ついに自分の地元社会を称えるとき、喜びでいっぱいになります。」

DGDAのメンバー間にある仕事に前向きな雰囲気とチームワークは手本となり、多くのメンバーに成長する機会を与えている。

「郡としてディルイーヤを発展させている変化の一部であることは光栄です。みんなと手を取り合って仕事をしています。知識や専門性を高める新しいことを体験し学んでいます」と、 DGDAのメディア制作シニア役員であるMaram Al-Nemer氏は、アラブニュースに語った。

世界のサウジアラビア王国に対する認識を変える助けになるという目標、かなり野心的な目標を定めるアトキンス氏は、自分の役割は「ここがいかにユニークで特別な場所であるかを示し、また自分のチームにいる若い女性たちが自信に満ちたリーダーになるのを見るための」触媒として行動することだと信じている。「それが私にとっての成功なのだと思います。」

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