
西村康稔経済産業相は17日、福島県沿岸部の4市町を訪れ、地元中小企業や復興イベントを視察した。終了後、南相馬市で取材に応じ、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出による風評被害対策について、「予算は経産省に計上している。自分が責任持って対応しなくてはならない」と述べた。1回目の放出が終わったことに関しては「今後も安全性の確保に万全を期す」と強調した。
西村氏は、大熊、双葉、浪江3町の中小企業などを訪問。被災地での事業状況や起業、働き手の確保について課題を聞いた。
その後、世界のトップサーファーらを招いて南相馬市で開かれた復興支援ビーチイベントのライブ中継に出演。視聴者や来場者に向けて「世界中の人たちに協力いただきながら復興を進めていきたい」とメッセージを発した。
時事通信