
東京:現地メディアは土曜日、コロナウイルスが蔓延しているクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスから、感染者と濃厚接触した約100人の乗客が下船を開始したと発表した。
日本人乗客は今回で全員下船したが、未だ船上で自国政府からのチャーター機を待っている外国人乗客もいる。今週初めに約970人の乗客が下船した。
テレビの映像では、白い防護服を着た運転手がハンドルを握り、カーテンを閉めた状態にしているため乗客の特定はできていない。
下船客は東京周辺で2週間隔離されると、当局は発表した。
乗客の下船に伴い、1000人以上の乗員に14日間の隔離が開始される。船内で作業していた為検疫を受けていなかった乗員が多くいるのだ。
乗員は食事を準備して客室へ届けていたため、一部の評論家は、知らぬ間に船内にコロナウイルスを拡散していたと批判している。この船から、死亡する可能性もある新型コロナウイルス感染者が600人以上報告されている。
厚生労働省の加藤勝信大臣は土曜、一度に3000人以上を収容できるほど大きな医療施設はないと述べ、日本の船上検疫を擁護しました。
また加藤大臣は、日本政府は患者の治療に抗インフルエンザ薬「アビガン」を使用することを検討していたと明らかにした。
加藤大臣はテレビ番組で「アビガンをはじめとする様々な薬が有効かどうかを調べます」と述べ、政府は、効果が確認されれば使用を進める考えを示した。
ダイヤモンド・プリンセス以外では、日本での新型コロナウイルスへの感染者は105人確認されている。
AFP