Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 日本:クルーズ船の乗客23人、下船前に検査受けず

日本:クルーズ船の乗客23人、下船前に検査受けず

加藤勝信厚生労働大臣は、乗客23人が2月5日から始まった隔離前の検査は受けたが、19日と20日に再度検査を受けることなく下船を許可されたと述べた。(AFP通信)
加藤勝信厚生労働大臣は、乗客23人が2月5日から始まった隔離前の検査は受けたが、19日と20日に再度検査を受けることなく下船を許可されたと述べた。(AFP通信)
Short Url:
23 Feb 2020 01:02:54 GMT9
23 Feb 2020 01:02:54 GMT9

東京:厚生労働大臣は22日、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から解放された乗客23人が、手続きのミスで新型ウイルスの検査を受けていないと述べた。これは600人以上の人々が感染した船の検疫がずさんであることを示すさらなる兆候である。

加藤勝信厚生労働大臣は、23人は2月5日から始まった隔離前の検査は受けたが、19日と20日に再度検査を受けることなく下船を許可されたと述べた。そのうち3人はその後の検査で陰性だった。他のほとんどの人は検査を受けることに同意しているという。

大臣は、職員が23人全員を追跡調査し、自宅で14日間の自主隔離を求めたと述べた。

「オペレーションのミスが起きたことは誠に遺憾です」と加藤大臣は記者会見の場で述べた。「同じミスを繰り返さないように、原因を調査します」

大臣によると、残りの帰宅した日本人の乗客と日本に滞在していた外国人乗客数百人は、3つの条件すべてを満たしており、ウイルス検査が陰性で、症状がなく、14日間の隔離を終えていた。これまで厚生労働省は、帰宅後に症状が出た人は認識していないと大臣は述べた。

中国発の新型ウイルスの感染者は、これまで日本で750人以上確認され、そのうち634人が東京近郊の横浜で停泊、隔離されているダイヤモンド・プリンセス号から出ている。

最初、クルーズ船には乗客2,600人と乗員1,100人が乗船していた。乗客のほとんどは病院に運ばれるか下船、またはチャーター機で帰国した。その他、同室に感染者がいたか隔離期間に他の乗客と接触した100人ほどの乗客が政府の施設に運ばれ、14日間隔離された。

一方、クルーズ船の乗客の米国人18人、オーストラリア人6人、イスラエル人1人はチャーター機での帰宅後に陽性が判明した。中にはこれまで陰性だった人も含まれると加藤大臣は述べた。

大臣は、この乗客たちは下船のための厳格な要件を完全には満たしていなかったため、この結果は無理もないと述べた。中には船内で患者と濃厚接触した人もおり、感染直前に検査を受けていた人もいた。しかし加藤大臣によると、日本の当局者は各国の保健当局と緊密に連携し、追跡調査しているという。

専門家や元乗客の中には、この隔離について「感染対策が不十分」と批判する人もいる。

AP通信

特に人気
オススメ

return to top

<