
日本の厚労相は土曜、東京近郊に停泊中でコロナウイルスに感染されたクルーズ船から下船を許可された女性乗客にウイルス陽性反応が示された後、謝罪した。
この60代の女性は水曜、横浜のダイヤモンドプリンセス船内での2週間隔離の後下船したが、東京北部の栃木県でさらに検査を受けたところ陽性が判明した。
加藤勝信厚労相は土曜の夕方、東京で記者会見し、水曜と木曜に下船した23人は2月5日以前から検査を受けておらず、同省は再検査について彼らへの連絡を試みていると語った。
「見過ごしにより生じたこの現状について深くお詫び申し上げます。再発防止のために二重チェックなど必要な措置を講じます」と加藤勝信厚労相は述べた。
約3,700人の乗客と乗組員を乗せたカーニバル社所有のこのクルーズ船は、2月3日以来横浜で隔離されている。
日本政府は東京が7月の夏季オリンピック開催の準備を進める中、中国で発生し2,400人以上が死亡したコロナウイルスの拡散の防止に十分なことをしているのかという増加中の疑問の声に直面している。
米国務省は土曜、「社会における持続的な感染拡大」と表現した理由により、日本への渡航勧告を4段階のうちレベル2に引き上げた。
確認された国内の症例数は、厚労省が土曜にこのインフルエンザ様の病気の27例の新規症例を確認したと発表した後、132例に増加した。
これは中国国外で感染が最も集中したダイヤモンドプリンセス号の600例以上の症例とは別の数字である。
土曜に報告された新しい症例には北海道北部の10歳未満の男の子と、症状が出ていながら登校していた千葉県東部の女性教師も含まれていた。
かなり年齢層が低い人の感染報告例ははるかに少なかったため、子どもの新型ウイルスに対する脆弱性は低いのではないかと考えられていた。
Reuters