
中東シーレーン(海上交通路)の航行の安全確保のため派遣された海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が26日、アラビア海北部に到着し、活動を開始した。米国などの同盟国や友好国と情報を共有しつつ、同海域やオマーン湾の公海で不審船などの情報収集・警戒監視に当たる。
たかなみには隊員約200人が乗船。搭載した哨戒ヘリ2機や、双眼鏡による目視などにより、往来する船舶の情報を集め、関係各省や海運業界と共有する。約4カ月で次の部隊と交代する。
P3C哨戒機の航空部隊が1月からソマリア沖アデン湾を中心に、海賊対処との兼務で活動を始めている。期間は12月26日までで、延長が必要な場合は再度閣議決定する。
JIJI Press