エマニュエル大使、過去最大規模の日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン 23」視察のため北海道を訪問

Home
Article Authors
アラブニュース・ジャパン
エマニュエル大使、過去最大規模の日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン 23」視察のため北海道を訪問

エマニュエル大使、過去最大規模の日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン 23」視察のため北海道を訪問

Short Url:

27 Oct 2023 05:10:32 GMT9

東京：ラーム・エマニュエル駐日米国大使は 10 月 27 日、地域の脅威が高まる中、日本の防衛と日米安全保障同盟の強化に向けた米国の堅固な決意を示すため、北海道の矢臼別演習場を訪問し、日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン 23」を視察した。

レゾリュート・ドラゴン 23 は、日本の自衛隊と米海兵隊による共同実動訓練であり、沖縄県の与那国駐屯地から矢臼別演習場にいたる日本国内 8 カ所の演習場に、海兵隊員約 3300 人と陸上自衛隊員約 4000 人を動員して行われる。

エマニュエル大使は、「レゾリュート・ドラゴン 23 は、自由で開かれたインド太平洋を確実にするため、米軍と自衛隊が示す揺るぎない献身の力強い象徴」だとし、「本訓練は、規模、範囲、そして技術力において、確かな抑止力を通してこの地域の平和と安定を維持しようとする両国の熱意を表すものであり、訓練に参加する隊員一人一人が示す高い職業意識と連帯は、日米同盟の中核をなす揺るぎない絆と強みを一層強化することになる」と述べた。

今回のレゾリュート・ドラゴンは、北日本で陸上自衛隊東北方面隊と実施したレゾリュート・ドラゴン 21、陸上自衛隊北部方面隊とのレゾリュート・ドラゴン 22 に続く 3 回目の訓練で、陸自西部方面隊との連携で実施されており、過去最大規模、そして最も包括的な訓練となる。

更にこのレゾリュート・ドラゴン 23 は、海兵隊と自衛隊の防衛力および相互運用力の強化を目的としており、空地統合と両部隊による実弾射撃訓練に重点を置いている。訓練実施部隊は、第一列島線内のスタンド・イン・フォースの一部として、日米間の指揮、統制、そして多領域機動能力に関する演習を行う予定。

沖縄の第 12 海兵連隊司令官のピーター・エルトリンガム大佐は、「ここ矢臼別演習場で自衛隊と共同訓練を実施でき光栄に思う。このような訓練機会は、既に築かれている強力なパートナーシップをさらに強めてくれ、われわれは、緊密な連携と相補的能力により、結束力のある統合チームとして、あらゆる危機に対応することが可能となる。われわれは一致団結することでさらに強くなれるのだ。今後もこの素晴らしい訓練を続けていくのを楽しみにしている。次回は第 12 海兵沿岸連隊として参加する」と述べた。