東京:中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行った1週間後、日米両国は水曜日、数万人が参加する10日間の共同軍事演習を開始した。
中国の軍備増強と、米国とその同盟国間の防衛協力関係の強化により、中国が自国領と主張する台湾や、この地域におけるその他の領土問題をめぐる紛争の懸念が高まっている。
「キーン・ソード」には、日本と米国の4万5000人の軍人、40隻の艦船、370機の航空機が参加し、さらにオーストラリアとカナダからも一部の部隊が参加すると、日本の統合幕僚監部は発表した。
2年に1度行われるこの演習は、11月1日まで、日本全国の自衛隊基地を含む各地で行われる。
「わが国周辺地域において、ウクライナに似た深刻な事態が発生する可能性を排除できないという強い危機感を持っている」と、火曜日に吉田良秀自衛隊(SDF)制服組トップは語った。
「そのような事態を防止し、抑止する決意である」と記者会見で述べ、日米同盟は地域の安定に不可欠であると付け加えた。
「キーンスドール演習は、法に基づく国際秩序を弱体化させようとする者に対して、我々が優位性を維持することを確実にするだろう」と、米太平洋艦隊司令官のスティーブ・コーラー提督は火曜日に記者団に語った。
自衛隊報道官はAFP通信に対し、今回の演習では、台湾に最も近い日本の与那国島に、ティルトローター機オスプレイが初めて飛来し、「避難」訓練の一環として使用されると語った。
同報道官によると、この訓練は「自然災害発生時」に住民や観光客を避難させるための訓練であるという。
日本の新首相である石破茂氏は、アジアにおける安全保障上の危険について警告する中で、ロシアによるウクライナ侵攻を引き合いに出した。
「今日のウクライナが明日の東アジアになるのではないかと多くの人が懸念している。なぜウクライナでは抑止が機能しなかったのか?」石破氏は今月、当選直後に議会でこのように述べた。
日曜日に難しい緊急選挙を控える石破氏は、西側諸国のNATOのような地域軍事同盟の創設を支持しているが、これは「一朝一夕に実現するものではない」と警告している。
8月には、中国軍機が初めて日本領空への侵入を試み、その数週間後には日本の軍艦が初めて台湾海峡を通過した。
水曜日の朝、台湾の国防大臣は、中国空母部隊が台湾海峡を通過したと発表した。これは、北京が台湾近海で実弾演習を行った翌日のことである。
これは、台北と主要支援国である米国が非難した、先週台湾周辺で行われた中国の軍事演習に続くものである。
台湾を封鎖することは、台湾を支配下に置くために武力行使を排除しないと表明している北京が実施した演習の一部であった。
AFP