
日本の上川陽子外相は14日、エジプトのサーミフ・シュクリー外相と電話会談を行い、ガザ地区からの邦人退避に関するエジプトの努力を称賛するとともに、現在進行中の紛争に関するG7の立場を伝えた。
サンフランシスコを訪問中の上川外相はシュクリー外相に対し、先週東京で開催されたG7外相会合での議論について、ガザ地区の人道危機に対処するために緊急の行動を取る必要があること、特に人道支援、人道的戦闘休止、人道回廊の重要性で意見が一致したことを説明した。
また、二国家解決が永続的かつ安全な平和への唯一の道であることを確認し、G7として一致したメッセージを外相声明として発出したことを説明した。
上川外相は、ガザ地区への人道支援物資の搬入や、邦人およびその家族の退避実現に関するエジプトの努力に謝意を表明した。
また、事態の早期沈静化の重要性を強調するとともに、軍事作戦における民間人の被害を防ぐためにあらゆる措置を講じる必要があると指摘した。シュクリー外相は、現在の紛争に関するエジプトの外交努力について説明した。
両外相は、全体的な人道状況の改善に向けて緊密に連携して取り組んでいくことで合意した。